190705-009カリフォルニア州M6.4

米国カリフォルニア州でM6.4の地震、前日にはカナダでM6.2


 
2019年07月05日の日本時間02:33に米国カリフォルニア州でM6.4の地震が発生した。ごく近くでM6以上が観測されたのは約半世紀ぶりとなる珍しい地震であったが、前日にはカナダの太平洋側でM6.2が起きたばかりであり、カリフォルニアではM7クラスも過去に複数回記録されている。


 

カリフォルニア州でM6.4の地震が発生

震源の深さは約10kmと浅く、震源位置はロサンゼルスとラスベガスの間に当たる場所であった。

カリフォルニア州では最近、小規模な地震が多発しているとの報道があったばかり。これは06月04日にCNNが伝えていたもので、カリフォルニア州南部のジュルーパバレーで05月25日以降、400回以上もの小規模な地震が観測されていると報じられていた。

小規模地震は震源域が限定的であることから大規模な地震に発展する可能性については否定的な見解が紹介されていたが、今回のM6.4震源との位置関係は多少離れており、ジュルーパバレーの方がロサンゼルスに近く、今回の震源からは100km前後離れているようだ。

カリフォルニア州は大地震も多く発生する場所として知られており、最近では1989年のロマ・プリータ地震や1992年のランダース地震、それに1994年のノースリッジ地震と20世紀後半にM7前後の地震が相次いでいた。

アメリカの西海岸を南北に走るサンアンドレアス断層のうち、今回の震源に比較的近い南部では歪みが溜まっていると言われており、近い将来のM7クラス発生が懸念されているだけに、今回の地震が付近に与える影響について注視していく必要があるだろう。
 

カナダM6.2からの流れと北米M7クラスの可能性

今回の震源からごく近い場所では過去、M6を超える地震が記録されたこともあったが、1908年のM6.5と1946年のM6.3であり半世紀ぶりと言って良い規模の地震が今回起きた形である。

13時間前の日本時間07月04日13:30にはカナダの太平洋側でM6.2の地震が発生したばかりだったが、この時「アメリカ大陸を南下するような形でメキシコやペルーでM7を超える地震が起きていた例もある」と紹介していたように、今回のカリフォルニア州におけるM6.4がカナダM6.2からの流れであった可能性は否定出来ず、太平洋プレートに沿った一帯での地震への警戒を今後も続けていく必要があるだろう。

北米で起きた今回のM6.4に関してはもうひとつ、知っておきたい点がある。2019年03月01日にペルーでM7.0が発生した際に、付近における過去の事例とその後の発震を追跡したところ、3つのケースいずれでも北米で大地震が起きていたのだ。

1959年のチリM7.1では2ヶ月後にワイオミング州でM7.2、1991年のペルーM7.0の際には1.5ヶ月後にオレゴン州でM7.0、そして2005年のチリM7.8の時には翌日カリフォルニア州でM7.2。

03月01日のチリM7.0では北米におけるM7以上大地震の他、日本でも伊豆・小笠原M6クラスに繋がりやすいと指摘したところ、1ヶ月後に鳥島近海M5.9や硫黄島近海M5.8が起きていただけに、今回のカリフォルニアM6.4はチリでの大地震から既に4ヶ月が経過してはいるとは言え、北米における地震活動を注視した方が良さそうだ。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。
関連URL:【CNN】400回超す小規模地震、カリフォルニア南部で集中発生