190714-009オーストラリアM6.6

オーストラリアでM6.6、M6以上地震履歴ほぼない珍しい場所で


 
2019年07月14日の日本時間14:39にオーストラリア北西部の沖合付近でM6.6の地震が発生した。今回の震源付近では過去に地震が起きた事例が少なく、M6を超える規模となったのは非常に珍しい。


 

オーストラリア珍しい震源でM6.6

世界でM6.5以上の地震が観測されたのは07月08日のインドネシアM6.9以来1週間ぶりで、2019年としては今回が19回目であった。

2018年に19回目のM6.5以上が記録されたのが2018年08月22日のバヌアツM6.5であったのに照らせば、2019年は前年より強い地震の活動が活発であると言って良さそうだ。

今回の地震はオーストラリア北西部の沖合付近で発生した。北側にはユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートの境界が位置しており、プレート境界付近では多数の地震が起きてきたが、南側に当たるプレート境界から離れた位置となる今回の震源付近では20世紀以降、地震はあまり観測されてこなかった。

今回の震源から東側に当たる場所では1997年08月10日にM6.3の発生履歴があるものの、それ以外の数回は全てM5台であり、M6以上は記録されていない。その意味では今回の地震は非常に珍しい規模であったと言って良いだろう。

では、今回の震源付近が揺れた際のその後の海外及び国内発震について見てみよう。
 

オーストラリア類似地震後の傾向性は

今回の震源から比較的近く、震源の深さも今回の10kmに近かったM5以上の8事例についてその後の発震状況を追跡してみると、顕著な傾向性は見られなかった。

オーストラリアにおける8事例から2ヶ月間に世界で発生したM7以上大地震のうち、オーストラリアから北側に当たるフィリピンとパプアニューギニアでは各2回ずつ記録されていたものの、それ以外に目立った特徴は見当たらない。

また国内発震についても特定の震源との関連性を含め偏りは見られず、オーストラリアから2ヶ月以内のM7クラスは1975年に3週間後の東海道南方沖でM6.6が、また1989年にも3週間後の三陸沖でM7.1がそれぞれ起きていた程度で、M6クラスについても東北地方太平洋側や千島海溝沿い、それに伊豆・小笠原海溝沿いといった地震の多い場所で記録されてはいたものの、特段の傾向性といった形ではなかった。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。