190723-009宮古島北西沖M5.1とその後の周辺M6クラス以上

宮古島北西沖でM5.1、周辺でM6クラス地震可能性も


 
2019年07月23日の05:47に宮古島北西沖でM5.1・震度2の地震が発生した。10日前に奄美大島北西沖と与那国島近海でもM5以上が起きるなど中規模地震が続いている沖縄付近だが、宮古島北西沖で過去に類似地震が記録された際には、その後どのような特徴が見られていたのだろうか。


 

沖縄で続くM5超え地震

日本国内でM5を超える地震が観測されたのは07月13日の奄美大島北西沖M6.0・震度3以来10日ぶりで07月としては今回が5回目。

07月13日の奄美大島北西沖M6.0の前日には与那国島近海でM5.5・震度2が起きており、今回これらから時間を置かずに宮古島北西沖M5.1が発生した形であることから、鹿児島から沖縄にかけての一帯でM5以上が多発している状態であるとの考え、今後の動きを注視していく必要があるだろう。

宮古島北西沖で有感地震を記録したのは02月18日のM4.8・震度1以来5ヶ月ぶりで、この時は2日前の02月16日にもM4.9~M5.5の規模の地震が4連発していた。

前回の揺れとも言える計5回のこれらの地震はいずれも震源の深さが20km以下の浅い場所であったが、今回のM5.1は深さ約110kmとされている。

02月の連発の際、過去の事例からその後周辺におけるM6クラス発生の可能性がある、と紹介したところ、04月08日に沖縄本島近海でM5.6の地震が発生していたが、では震源が深かった今回の地震と類似して起きてきた過去地震ではその後どのような傾向が見られてきたのだろうか。
 

目立つ周辺でのM6クラス以上

宮古島北西沖で1922年以降、記録されてきた有感地震は全部で90回とそれほど多くない。そのうち51回が深さ100km未満、残りが深さ100km以上であったが、ここでは深さ100~150kmの範囲で発生してきたM5以上の事例11回について、その後の国内発震を追跡してみることにする。

11回の宮古島北西沖M5以上・深さ100~150kmの地震から2ヶ月以内に起きていた国内地震で最も際立っていた点が、11回中全てでその後M5以上に繋がっており、そしてそのうちの5回が1週間以内、5回が1ヶ月以内であるなど比較的近いタイミングでM5以上が記録されていたことだ。

また、宮古島北西沖以降に発生していた地震のうち、台湾付近を含めれば11回中6回と半数以上において、その規模がM5.5以上のM6クラスであった点も目立っている。

1週間後に沖縄本島北西沖でM5.7、3週間後に奄美大島北西沖M6.0といった展開以外にも、宮古島近海からわずか8時間後に台湾付近でM6.0が起きたケースもあった。

更に11回中の3回では、M7クラスに繋がっていた。1971年には宮古島北西沖から3週間後に台湾付近でM6.6、それから3週間後に今度は同じ台湾付近で再びM7.5が発生していたのである。

M7クラスが起きていた残りの2事例は1938年と2005年で、前者では3週間後にM7.2が、後者では40日後にM6.5がそれぞれ、石垣島北西沖で再度の地震として記録されていた。

従って、直近での沖縄から台湾にかけての一帯におけるM5以上への留意はもちろんのこと、石垣島北西沖で再び強い地震が起きる可能性についても、視野に入れておく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。