190801-009バヌアツM6.6とその後の東北地方太平洋側M6クラス

バヌアツでM6.6、類似事例に見られた東北地方太平洋側M6クラスへの繋がり


 
2019年08月01日の日本時間00:02にバヌアツでM6.6の地震が発生した。前回の類似事例の際、東北地方太平洋側に要注意としたところ福島県沖M5.8や三陸沖M5.6へと繋がっていったが、今回の地震ではどのような揺れがもたらされるだろうか。


 

バヌアツでM6.6の地震が発生

世界でM6.5以上を観測したのは07月14日のインドネシアM7.3以来半月ぶりで2019年としては今回が21回目であった。2018年に21回目のM6.5以上を記録したのが2018年08月29日のニューカレドニアM7.1であったのに照らせば、引き続き2019年の地震活動は前年より活発に推移していると言えそうだ。

地震が多いことで知られるバヌアツでは07月02日のM6.0や05月19日のM6.3など2019年に入ってから既に5回目のM6以上が発生しているが、今回の震源は2019年に起きたバヌアツにおけるM6以上の中で最も深い179km地点で観測された点が特徴で、同レベルもしくはそれ以上の深さで発生したM6以上の地震としては2018年07月13日のM6.4まで遡る必要がある。
 

前回の類似地震では福島県沖や三陸沖でM6クラス

2018年07月13日のバヌアツM6.4は今回より南側に当たる深さ167kmの地点で起きていたが、当時、過去の事例から「今回の地震で要注意の場所」として「茨城から岩手にかけて」と指摘していた。

これは過去6事例中5例で1ヶ月以内にM6以上が発生していたことから。類似事例では茨城県沖M6.1や福島県沖M6.0、三陸沖M6.0といった地震に繋がっていたのだ。

では2018年07月13日のバヌアツM6.4以降はどうだったのだろうか。M6に近いM5台のM6クラスがやはり起きていた。

バヌアツから18日後の2018年07月31日には福島県沖でM5.8・震度4、それから8日後には三陸沖でM5.6・震度3といった形でやはり東北地方太平洋側で強い地震が記録されていたのである。

こうした点を踏まえ、2018年07月13日のM6.4よりも北側で発生した今回のバヌアツM6.6が今後日本国内にどのような影響をもたらす可能性があるのか、見てみることにする。
 

今回の類似事例でも揺れていた東北・太平洋側M6クラス

今回のバヌアツが深さ179kmで発生したことから、ごく近い場所でこれまでに起きてきた深さ100~300kmのM6.5以上・6例についてその後2ヶ月以内の国内発震状況を追跡したところ、ここでも同様に東北地方太平洋側における地震が多く、6例中3例に達していた。

1970年03月にはバヌアツM6.6の3日後に岩手県沿岸北部でM5.8・震度4、1987年の際はバヌアツM6.9から4日後に福島県沖でM5.6・震度3、2015年の時にはバヌアツM6.8から3週間後に三陸沖でM6.9・震度4がそれぞれ発生しており、バヌアツにおける深さ100km以上地震がその後、東北地方太平洋側でのM6クラス以上に繋がっていく可能性が2018年07月13日のM6.4に続きここでも見て取れるのである。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。