190802-010インドネシアM6.9と世界的な地震の連鎖

インドネシアでM6.9、08月に相次ぐM6.5以上地震


 
2019年08月02日の日本時間21:03にインドネシア・ジャワ島西部沖でM6.9の地震が発生した。08月01日からバヌアツやチリと続いたM6.5以上が今度はインドネシアで起きた形であり、今度の推移が注目される。

 

インドネシアでM6.9の地震が発生

インドネシアでは07月14日のM7.3、07月08日のM6.9、06月24日のM7.3と大地震クラスが相次いでいるが、今回の地震はインドネシアにおける一連の揺れよりも西側、ジャワ島とスマトラ島の間付近で発生したのが特徴である。

スマトラ島南部からジャワ島西部にかけての一帯では過去にM7.5やM7.7といった強い地震も記録してきたが、多くは深さ20~30km程度と比較的浅い場所で発生しており、今回の震源の深さであった52kmはそれらよりも多少深い位置で起きた。では、過去の類似事例においてその後何らかの傾向性は見られてきたのだろうか。
 

付近における過去事例とその後の傾向は

スマトラ島南部からジャワ島西部にかけての一帯でこれまでに観測されてきた深さ50~100kmのM6.5以上地震のうち、今回の震源に近い場所で起きていたのは2回。1954年07月のM6.8と1999年12月のM6.5である。

これら2つの事例についてその後2ヶ月以内の発震状況を追跡したところ、世界的なM7以上大地震への波及という観点では目立った傾向性は窺えなかった。

また、同様に2ヶ月以内の日本国内における地震発生状況についても、2つの事例に特段の共通点は見られなかった。

それでは、今回の地震で他に注意すべき点はあるのだろうか。
 

世界的な地震の連鎖に注意

今回の地震では、世界的な地震の連鎖という点から今後に注意する必要がありそうだ。というのも、08月に入りM6.5以上の地震が2日までに3回も相次いでいるためである。

08月01日 M6.6 バヌアツ
08月02日 M6.8 チリ
08月02日 M6.9 インドネシア

世界的な地震の連鎖は、07月にも起きていた。07月06日からのわずか1週間足らずの間に、2度のM7以上大地震を含むM6.5以上が4回立て続けに発生していたのだ。

07月06日 M7.1 カリフォルニア
07月08日 M6.9 インドネシア
07月14日 M6.6 オーストラリア
07月14日 M7.3 インドネシア

こうした現象は2018年にも見られた。08月下旬からの約1ヶ月間の間に、M8.2とM7.9を含む5回のM7以上大地震など13回のM6.5以上地震が集中していたのだ。

この時、日本でも2018年09月06日の北海道胆振東部地震M6.7が起きており、世界的な地震活動に含まれる形で強い地震が発生する可能性は今回も拭えない。

直近で複数の、国内M7クラスに対するシグナルも出ている。07月30日の八丈島東方沖M5.9・震度3で過去の類似事例6例中4例にその後の国内M7クラス以上が見られていた他、08月02日のチリM6.8でも6例中4例で日本国内M7クラスへの繋がりが見られていたのである。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。