190824-009石垣島近海M5.2と琉球海溝・台湾M7クラス

石垣島近海でM5.2の地震、琉球海溝・台湾でM7クラスの事例も


 
2019年08月24日の08:45に石垣島近海でM5.2・震度3の地震が発生した。08月20日には奄美大島近海でM5.0が起きたばかりであり、琉球海溝から台湾にかけての一帯における地震活動が活発化しているが、過去の事例ではその後更に強い地震に繋がっていたケースはあったのだろうか。

 

石垣島近海でM5.2、出ていたシグナルは

日本国内では08月20日にも奄美大島近海でM5.0・震度2の地震が起きたばかりであり、琉球海溝付近でM5を超える強い地震が頻発している形である。

震源の深さも08月20日の奄美大島近海M5.0が75kmであったのに対し今回の石垣島近海M5.2は約60kmと近いことから、南海トラフから琉球海溝を経て台湾へと続いていくライン上での地震活動をしばらく注視していく必要があるだろう。

今回の地震に対しては07月23日の宮古島北西沖M5.0・震度2の際に、周辺における強い地震に繋がっていく可能性があるとの予測が出ていた。

これは過去の類似11例のうち、全てのケースでその後M5以上の地震が見られており、半数を超える6回ではM5.5以上のM6クラスが発生していたというもの。

奄美大島近海M5.0と今回の石垣島近海M5.2がそれぞれM5クラスに留まっていることから今後更に強い地震も起き得ると言えるわけだが、では今回の震源付近で似た地震が起きていた際には、その後強い地震に繋がっていた事例はあったのだろうか。
 

過去7事例中3事例でM7クラスが発生

今回の石垣島近海M5.2・震度3の地震は震源の深さを気象庁が約60kmとしているのに対し、USGSでは34.2kmと観測している。

ここでは過去の事例を検証するに当たりUSGSのデータを元にすることから、類似の事例として深さ20~50kmの範囲で20世紀以降のM5以上について追跡してみることとする。

今回の震源付近で過去に発生してきた7件について、その後2ヶ月間の国内発震状況を調査してみると、最も目立っていたのが7例中3例で琉球海溝から台湾にかけての一帯でのM7クラスが起きていた点だ。

1980年01月14日にM5.0が起きると1.5ヶ月後の03月03日に沖縄本島北西沖でM6.7・震度3が、1994年05月24日のM5.0では2週間後に台湾付近でM6.6とM6.7が連発。

また2009年08月05日のM6.5の時も12日後に石垣島近海でM6.6とM6.7がそれぞれ発生していたのである。

M6クラスまで対象を広げると琉球海溝から台湾にかけての一帯では7例中6例で該当地震が記録されていることから、先に挙げた07月23日の宮古島北西沖M5.0・震度2に対応するM6クラスが今後発生する可能性はやはり否定できず、地震活動を見守っていく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。