190907-009和歌山県南方沖

和歌山県南方沖でM4.1、前回事例後の日向灘地震と南海トラフM5以上


 
2019年09月05日の09:57に和歌山県南方沖でM4.1・震度2の地震が発生したが、今回の震源とほぼ同一の場所が過去に揺れた際には、その後日向灘で震度4の地震が発生していた。

 

和歌山県南方沖で有感地震が観測されたのは2018年11月06日のM3.2・震度1以来10ヶ月ぶりで、M4を超える規模であったのは2015年08月以来およそ4年ぶり。

和歌山県南方沖は1946年の昭和南海地震における震源でもあることから今回の揺れも注目を集めているようだが、昭和南海地震は今回よりも南東側に当たる場所で起きていた。

だが、今回の震源における地震には注意も必要なようだ。というのも、ほぼ同一といって良い場所で同規模の地震が前回発生した際には、その後日向灘でM5を超える地震へと繋がっていたからである。

2015年08月10日に今回とほぼ同じ位置において29kmと同一の深さでM4.2・震度2が発生すると、その2週間後、2015年08月26日に日向灘でM5.2・震度4の揺れが起きていたのだ。

また、深さ42kmで観測された1985年01月28日のM3.9・震度1も比較的近い事例として挙げられるが、この時も7週間後に日向灘のすぐ隣に当たる九州地方南東沖でM5.1・震度1の地震が発生していた。

そして今回の和歌山県南方沖M4.1においては、既に翌日、09月06日に日向灘でM3.2・震度1の地震が起きていることから、今後日向灘付近における揺れに注目が集まりそうだ。

南海トラフ関連に対しては現在、複数のシグナルが点灯した状態である。08月02日のチリM6.8では過去の類似6例中全てが南海トラフM5以上へと繋がっていた他、08月26日の愛媛県中予M3.2でも21例中14例で南海トラフM6クラス以上が、09月02日のフィジーM6.7でも5例中4例で南海トラフM5以上がそれぞれ引き起こされていたことがわかっている。

和歌山県南方沖における類似事例は少ないものの、こうした他の事例と合わせると南海トラフM5以上に暫く、注意すべきであると言える。
 
※画像は気象庁より。