190907-011三河湾地震とその後の愛知県震度4以上

三河湾で2年半ぶりの地震、三河地震直前にも付近で揺れ


 
2019年09月07日の19:38に三河湾でM3.3・震度1の地震が発生した。今回の震源に近い場所における過去の事例とその後の地震を追跡してみると、いずれも愛知県で震度4以上の揺れが起きており、1945年の三河地震直前にも揺れていたことがわかった。

 

三河湾で有感地震が観測されたのは2017年04月24日のM2.8・震度1以来2年半ぶり。

三河湾では1922年以降、約160回の地震が記録されてきたがそのうちのおよそ100回は1940年代までの揺れであったことから、近年では比較的珍しい震源で地震が起きたと言って良いだろう。

今回の震源付近ではこれまでに3回の有感地震が観測されてきたが、震源の深さは今回の30kmに対して全て10km台と浅かった。

従って参考値となるが、過去3回の地震がその後、全て愛知県とその周辺における震度4以上に繋がっていたことから、今回も留意しておいた方が良いだろう。

深さが異なっている今回の震源付近で記録されてきた3回の地震はいずれも1945年と1946年であった。

1945年03月の事例では2週間後に愛知県西部でM5.1・震度4が発生。また1946年05月の際には翌月に静岡県西部でM5.0が起きるとその翌月に伊勢湾でM5.9・震度4が起きていた。

そして3つ目の事例が1945年01月11日の三河湾M5.7・震度3である。この地震から2日後の1945年01月13日には三河湾でM6.8・震度5となる三河地震が発生し2,000人以上の被害が出たのである。

09月05日の和歌山県南方沖M4.1と共に、過去に3回記録されていた今回の震源に近い場所での地震がいずれも1944年12月の昭和東南海地震と1946年12月の昭和南海地震に挟まれた期間であったことから、こうした位置で起きた今回の地震が今後南海トラフにどのような影響を与えるか注視していく必要があるだろう。
 
※画像は気象庁より。