190911-009岩手県沖M3.4・震度1以降24時間有感地震なし、過去の事例では

24時間以上有感地震なしが2回連続して発生、過去のケースでは


 
09月09日から有感地震が減少し、24時間以上有感地震なし、の状態が連続している。震度1未満の無感地震は多数発生していることから震度1以上を区別する科学的な根拠は薄いものの、「24時間以上有感地震なし」から2017年には13回中6回で、2018年には13回中9回でその後1週間以内にM5.5以上のM6クラスが起きていたというデータもあることから、こうした現象の連続は気になるところだろう。

 

24時間以上有感地震なしが連続発生

有感地震は09月06日に6回、09月07日に7回発生し、三河湾で2年半ぶりの地震が観測された他、09月08日は3回であったもののそのうち2回が日向灘における地震、更に09月09日に有感地震は1回に減少し岡山県南部での珍しい地震であったなど南海トラフに関連する場所が騒がしい状態が続いていた。

ところが、09月09日00:36の岡山県南部M3.0・震度1から09月10日04:43の岩手県沖M3.4・震度1まで約28時間の間、有感地震が発生しなかったばかりか、その後も09月11日12:00現在まで震度1以上は起きておらず、連続して「24時間以上地震なし」が記録された状態である。

24時間以上有感地震が起きなかった場合にはその後強い地震が起きることがある、と囁かれることがある。震度1未満の無感地震は多数発生しているため科学的な根拠には乏しいが、実際に強い地震が起きていた例はどの程度あったのだろうか。また今回のように2日連続で「24時間以上地震なし」となった場合、何らかの特徴は見られてきたのだろうか。
 

過去の事例とその後に強い地震発生していたケースは

2017年に24時間以上有感地震が発生しなかった事例は13回。そのうち、空白を破る地震が起きてから1週間以内にM5以上が観測されたのは12例であった。

日本国内の発生頻度に照らせば違和感のない数値だが、13回中、1週間以内にM5.5以上のM6クラスが起きていた例が6回。また2018年は13回中全てで1週間以内にM5以上が発生し、そのうち9回がM6クラス以上であった。

では2019年はどうだろう。08月までに24時間以上の震度1以上空白が出来た回数は11回。そのうち7回で1週間以内にM6クラス以上が起きていた。

主な例を見てみよう。2017年06月19日から20日にかけて約26時間の空白があった際には5日後に長野県南部M5.7・震度5強が観測されていた。

2018年には04月09日に島根県西部でM5.8・震度5強が発生したがこの時もその前々日から前日にかけて約25時間の空白。また24時間以上地震なしから9日後と1週間以内ではなかったものの、2018年06月18日の大阪府北部地震の直前にも約33時間の空白があった。

最近では2019年05月02日から04日まで約41時間の空白が生じた事例があったが、この時は6日後に日向灘でM6.3・震度5弱が、また08月01日から03日までの約34時間空白の翌日には福島県沖でM6.4・震度5弱がそれぞれ起きていた。

次に、今回のように24時間以上地震なしが2回続いていたケースについて見てみよう。同様の事例は2017年に2回記録されていた。

2017年05月16日から17日にかけての約33時間と05月17日から18日にかけての約26時間と、09月02日から03日にかけての約26時間及び04日にかけての約25時間である。

前者では4日後北海道東方沖でM5.6・震度3が、そして後者では4日後に秋田県内陸南部でM5.3・震度5強と小笠原諸島西方沖M6.1・震度3、それに6日後に浦河沖でM5.7・震度4が起きていた。
 
※画像は気象庁より。