190912-009愛知県東部と鳥取県地震及び中央構造線

愛知県東部で10ヶ月ぶりの地震、鳥取県への繋がりと中央構造線


 
2019年09月11日の20:22に愛知県東部でM3.3・震度1の地震が発生した。愛知県東部としては10ヶ月ぶりの揺れで、2018年10月に起きたM5.0・震度4の震源北側における地震であった。付近で観測されてきた2例はいずれもその後鳥取県における強い地震に繋がってきたことから、今回の愛知県東部M3.3以降の鳥取県に留意しておく必要があるだろう。

 

愛知県東部で有感地震が観測されたのは2018年11月03日のM1.9・震度1以来10ヶ月ぶり。1922年以降これまで約130回の有感地震が記録されてきた震源である点に照らせば、10ヶ月ぶりという間隔に違和感はない。

愛知県東部では2018年10月07日にM5.0・震度4の地震が起きていたが、この時の震源位置は今回より南側に当たり、深さも今回の約20kmに対して42kmと深かった。

今回の震源付近で過去に深さまで類似していた例としては1943年02月28日のM4.1・震度1と2016年09月28日のM3.7・震度3およびその2日後に発生していた2016年09月30日のM3.3・震度2が挙げられる程度だが、2016年の2例をひとつの事例としてまとめ、計2つのケースについてその後の発震状況を追跡してみると、どちらも鳥取県における強い地震に繋がっていたことがわかった。

2016年09月末の事例では翌月、2016年10月21日にM6.6・震度6弱を記録した鳥取県中部地震が起きていた他、1943年02月のケースでは愛知県東部の4日後に鳥取県東部でM6.2・震度5が発生、更に1943年09月10日にはM7.2・震度6の鳥取地震へと繋がっていったのである。

これらから愛知県東部後に鳥取県における地震へと連鎖していく可能性に留意しておきたい、と言えるが、もうひとつ、中央構造線への波及という点も注視しておく必要がありそうだ。

というのも今回の震源が中央構造線沿いとされる位置であっただけでなく、09月07日に2年半ぶりの有感地震として発生した三河湾M3.2・震度1や09月12日の00:57に起きた和歌山県北部M2.1・震度1も中央構造線沿いと言って良い場所であったためである。
 
※画像は気象庁より。