190916-010京都府北部

京都府北部で9ヶ月ぶり地震、前日の大阪湾との共通点は


 
2019年09月16日の10:31に京都府北部でM3.0・震度1の地震が発生した。京都府北部における有感地震は約9ヶ月ぶり。山田断層帯のごく近くで起きた地震であったのが特徴で、今後の動向を注視する必要がありそうだ。また1941年の長野地震直前に今回の震源付近で地震が記録されていた点が前日の大阪湾地震と共通している。

 

京都府北部で有感地震が観測されたのは2018年12月29日のM2.7・震度1以来およそ9ヶ月ぶり。

それほど珍しい地震ではなかったように思えるが、この2018年12月の地震は2014年09月から途絶えていた京都府北部における揺れであっただけに、それほど時をおかずに再び発生した今回の地震について知っておく必要があるだろう。

1922年以降、京都府北部ではおよそ300回の有感地震が観測されてきた。

しかし、そのうちの約200回は1927年03月07日に京都府北部を震源とした北丹後地震(M7.3・震度6)の余震として1927年に発生していたもので、前回の南海トラフ巨大地震であった1944年の昭和東南海地震と1946年の昭和南海地震以後としてはこれまでに約50回程度と少なく、こうした点を踏まれば今回の地震は比較的レアな揺れであったと言える。

次に今回の震源について見てみよう。今回の震源は前回2018年12月の地震よりも北側で起きていたことから関係性については考えなくて良さそうである一方、北丹後地震の震源域には含まれる場所であった。

だが、それよりも注意すべきは山田断層帯のごく近くで発生した地震であったという点だ。山田断層帯はM7.4程度の地震が起き得ると考えられてはいるものの、その確率は主部で不明とされており、念のため今後の動向に留意すべきだろう。

最後に京都府北部で今回の震源付近が過去に揺れていた事例とその後の国内発震について触れておくと、今回の震源近くでは北丹後地震直後に複数回の揺れが観測されていた以外では1941年06月と2008年08月にそれぞれ震度3の地震が発生していた程度。

このうち1941年の事例では3週間後に日向灘でM6.1・震度4の地震が起きていた他、京都府北部から2週間後にM6.1・震度6の長野地震が発生していた。

長野地震については09月15日に大阪湾で約1年ぶりとなる有感地震が観測された際、長野地震直前にも大阪湾が揺れていたと紹介したばかりであり、過去の事例から神戸-新潟歪集中帯へと繋がっていく傾向性があると指摘していたことから、今回の京都府北部もこの流れに沿った地震であった可能性を見ることも出来そうだ。
 
※画像は気象庁より。