190920-009山口県北西沖で1年ぶりの地震、過去事例とその後の南海トラフM6クラス

山口県北西沖で1年ぶりの地震、過去事例と南海トラフM6クラス


 
2019年09月20日の09:09に山口県北西沖でM3.2・震度1の地震が発生した。山口県北西沖は有感地震の非常に少ない震源であるが、最近増加傾向にある。また今回の震源付近が揺れた過去の2例では、いずれもその後南海トラフにおいてM6クラスが起きていた。

 

2019年09月20日09:09 M3.2 震度1 山口県北西沖(深さ約10km)

山口県北西沖で有感地震を観測したのは2018年09月03日にM4.6・震度3とM3.8・震度2、M3.2・震度1が3連発して以来1年ぶり。

1922年以降、これまでに今回を含めても21回しか震度1以上を記録していない非常に珍しい震源である山口県北西沖だが、ここ数年毎年のように地震が起きている点がまず目立つ。

2018年は上記の3回、2017年2回、2016年と2015年に各1回、M3前後の小地震が発生しており、今回で5年連続となった他、21回中、半分近くが2000年以降に起きた地震なのである。

次に今回の震源付近で過去に起きた地震とその後の発震傾向について見てみよう。今回の震源近くでは1937年12月と2000年06月にそれぞれM4.1・震度1とM3.9・震度1の地震が記録されており、深さも24km、11kmと今回の約10kmに比較的近かった。

これらの地震後に起きていた国内発震を追跡してみると、特徴的な地震が見られていた。

まず1937年12月の事例では10日後に日向灘でM5.5・震度4、それから1週間後に広島県北部でM5.5・震度3、その後も種子島南東沖M5.7・震度3に続き和歌山県南方沖でM6.8・震度5というM7クラスが引き起こされるなど南海トラフ関連で強い地震が相次いでいた。

また2000年06月のケースでも山口県北西沖の翌日に種子島南東沖でM6.2・震度3、その2日後に熊本県熊本地方でM5.0・震度5弱、更に半月後今度は大隅半島東方沖でM6.0・震度4とやはり南海トラフ関連が賑やかだった。

2000年06月から07月にかけては三宅島近海や新島・神津島近海でもM6.5・震度6弱やM6.1・震度6弱をはじめとする群発地震が発生するなど強い地震が多かった時期である。

今回の震源付近における地震は過去2例共に南海トラフにおけるM6クラスに結びついていたが、今回はどうなるだろうか。
 
※画像は気象庁より。