190925-010関東東方沖付近でM4.9、房総半島地震と東北地方太平洋側地震

三重会合点に近い関東東方沖付近でM4.9の地震、福島県沖M7.4の前にも


 
2019年09月25日の18:29に関東東方沖付近でM4.9の地震が発生した。震度1未満の地震ではあったものの、3つのプレートが入り組んだ場所であることから、今後への影響を注視すべきであろう。房総半島における強い地震に対してだけではない。2016年09月に付近でM6.7が起きた際には、その後福島県沖M7.4の大地震にも繋がっていた。

 

2019年09月25日18:29 M4.9 震度- 関東東方沖付近

今回の地震は震度1未満の無感地震ではあったものの、太平洋プレートと北米プレート、それにフィリピン海プレートがせめぎあう三重会合点の近くで発生した点が特徴だ。

深さ約10kmであったことから北米プレート内で起きた地震であったと見られ、周辺における深さ20km以下のM4.5以上としては2018年12月25日のM5.3以来9ヶ月ぶりであった。

今回の震源にごく近い場所で過去に記録されてきた地震としては1953年11月29日のM6.0と、2016年09月23日のM6.7が挙げられる。

前者ではその後12月にかけて千葉県南東沖や関東東方沖、それに房総半島南東沖と千葉県東方沖でM5以上の地震が5回相次いで発生、中には12月21日の房総半島南方沖M6.0・震度3も含まれていた。

また後者では10月に千葉県北東部でM5.3・震度4が起きた後、注目すべき地震に繋がっていった。2016年11月22日の福島県沖M7.4・震度5弱である。

現在までに日本国内で発生した最後のM7以上大地震である福島県沖M7.4・震度5弱の直前にも今回に近い条件で地震が起きていたということだが、では1953年11月のケースで房総半島における地震が連発した際にはどうだったのであろうか。

やはり東北地方太平洋側での強い地震が発生していた。1953年12月07日に宮城県沖でM6.4・震度3、そして12月22日にも青森県東方沖でM6.1・震度3がそれぞれ起きていたのである。

こうした事例からは、房総半島付近での強い地震のみならず、日本海溝沿いにおける東北地方太平洋側に対しても要注意と考えておくべきであろう。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。