190926-009インドネシアM6.5地震、またユーラシアプレート境界沿いで

インドネシアでM6.5地震、またユーラシアプレート境界沿いで


 
2019年09月26日の日本時間08:46にインドネシアでM6.5の地震が発生した。インドネシアでは09月19日にもM6.2とM6.0が起きていたが、深さが600km前後であったなど今回との関連は薄そうだ。過去にごく近くで起きた3例のうち2例では、3ヶ月以内にインドネシアでM7を超える大地震が記録されていた。また09月24日のパキスタンM5.6同様、ユーラシアプレート境界沿いで発生した地震であった。

 

インドネシアでM6.5、またユーラシアプレート境界沿いで

2019年09月26日08:46 M6.5 インドネシア(深さ18km)

震源はスラウェシ島の東側に当たる場所で、比較的近い位置では2018年02月26日にM6.1が起きていた他、2019年07月14日にはM7.2の大地震が発生していた。

今回の地震は世界で観測されたM6.5以上としては09月02日のフィジーM6.6以来24日ぶりで2019年としては26回目。2018年に26回目のM6.5以上を記録した地震は2018年09月17日のフィジーM6.5であった。

東西に長いインドネシアでは今回の震源から西に離れた場所で09月19日にM6.2とM6.0の地震がそれぞれ起きていたばかりだが、これらは深さが600km前後と非常に深かったことから、今回の地震との関連は薄いと見られる。

それよりも今回の地震に関してはユーラシアプレートの境界付近で発生した点に注目すべきだろう。というのも09月24日にパキスタンで起きたM5.6の際に、最近ユーラシアプレート境界沿いで地震が増加しているため「ユーラシアプレート境界での地震にしばらく留意しておくべき」と紹介していたためだ。

今回の地震以降も、ユーラシアプレート境界沿いにおける地震を暫く注視すべきであり、日本においても東北地方の日本海側や南海トラフ・琉球海溝にかけての一帯がそれに当たる。
 

付近での3例中2例でその後インドネシアM7以上大地震

次にインドネシアでM6.5を記録した今回の地震について、過去にごく近くで発生してきた類似事例とその後の発震について見てみることにする。

震源の深さまで似た条件で起きていた過去のM6以上としては1932年09月と1935年12月、それに1950年12月の3例が該当するが、それぞれについてその後2ヶ月間の日本国内M5以上を追跡してみたところ、顕著な傾向性は見られなかった。

一方、世界的な傾向性はどうであったかについてインドネシア地震から3ヶ月以内の世界M7以上について追跡してみると、3例中2例でインドネシアから近い場所におけるM7以上大地震が観測されていた。

1932年09月の事例では3ヶ月後に西側のセレベス海でM7.2、そして1935年12月のケースでは1.5ヶ月後に同じインドネシアの東側に当たる位置でM7.1がそれぞれ発生していたのである。
 
※画像はU.S. Geological Surveyより。