190929-010インドネシアM6.2と伊豆・小笠原海溝及び南海トラフ・琉球海溝への影響

フィリピンでM6.2、前回大地震でM6クラス起きていた国内の震源とは


 
2019年09月29日の日本時間11:02にフィリピンでM6.2の地震が発生した。フィリピンでは2018年12月に今回の震源から非常に近い場所でM7.0の大地震が起きていた。当時、その後伊豆・小笠原海溝と南海トラフ・琉球海溝にかけての影響について紹介したが、やはりその後両方で直近のM6クラスが発生していた。今回はどうなるだろうか。

 

2019年09月29日 M6.2 フィリピン(深さ約76km)

世界でM6以上の地震が観測されたのは09月27日のニュージーランドM6.0以来2日ぶりで、09月としては今回が9回目。09月01日以降、半月以上起きていなかったM6を超える規模の地震が09月19日から8回相次いでおり、09月下旬にかけて地震活動が活発化の様相を呈している。

今回の震源はフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界付近であり、ごく近くでは2018年12月29日にM7.0の大地震が記錄されていた。深さも今回の76kmに対し60kmであったことから、今回の地震が9ヶ月前の大地震による余震という意味合いを持っていた可能性も否定は出来ない。

条件が似た形で起きていた2018年12月のM7.0の際、付近における過去の事例からその後伊豆・小笠原海溝沿いで6回中3回、南海トラフから琉球海溝にかけての一帯では6回中5回でM5以上が発生していたと紹介した。

ではこうした傾向性は2018年12月のM7.0の際には踏襲されたのだろうか。やはり起きていた。

1週間後には小笠原諸島東方沖でM5.9が、そして10日後には種子島近海でM6.0がそれぞれ発生していたのである。

今回の地震については震源がユーラシアプレート境界付近であったことからアルバニアやギリシャ、パキスタンと続いていたユーラシアプレート境界付近における地震が09月26日にインドネシアM6.5という形で続発した流れという捉え方も出来、日本においてユーラシアプレートの境界に位置する南海トラフから琉球海溝にかけて今後数日間、特に注視すべきだろう。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。