190930-010チリM6.8

チリでM6.8の地震、前回は2日後に福島県沖でM6.4・震度5弱


 
2019年09月30日の日本時間00:57にチリでM6.8の地震が発生した。2019年にチリで起きたM6.5以上の地震は今回が3回目。前回08月02日のM6.8も今回の震源にごく近い場所で観測され、過去の事例から日本国内M7クラスへの注意が必要と紹介したところわずか2日後に福島県沖でM6.4・震度5弱の地震が起きていた。

 

チリでの強い地震に出ていたシグナル

2019年09月30日00:57 M6.8 チリ(深さ約11km)

世界でM6.5以上の地震が観測されたのは09月26日のインドネシアM6.5以来5日ぶり。M7以上大地震は07月14日のインドネシアM7.2以降、発生していない。

M7クラスとなった今回の地震に対してはシグナルが出ていた。08月28日に南大西洋・南サンドイッチ諸島において起きたM6.6の際、付近における同様の過去事例からその後チリやペルーでの大地震に繋がっていく可能性を指摘していたのだ。

南サンドイッチ諸島で過去に起きていた7事例中3例でその後チリやペルーにおけるM7以上大地震が記録されていたというもので、「南米プレートの反対側におけるM7以上大地震の可能性は今回も拭えないだろう」と注意を促していた。
 

近い地震前回は2日後に福島県沖M6.4・震度5弱

強い地震の多い地域として知られるチリではM6.5以上の地震が今回で3回目。08月02日にも今回の震源からごく近い位置でM6.8が起きていた。

深さも今回の約11kmに対し約25kmと似ていたことから類似地震であったと言えるが、過去事例からは2つの傾向性が浮かび上がっていた。

まず日本国内M7クラスに繋がっていく可能性。チリでの6例中4例でその後2ヶ月以内に日本国内M7クラスが発生しており、08月02日のM6.8の時もM7クラスにはわずかに及ばなかったものの2日後に福島県沖でM6.4・震度5弱が起きていたのである。

もうひとつの傾向性が南海トラフ関連M5以上への繋がりで、過去の事例ではチリにおける類似事例6例中6例全てでその後2ヶ月以内に南海トラフ関連M5以上が発生していた。

08月02日のチリM6.8においても08月20日に奄美大島近海M5.1・震度2が記録されている。

今回、08月02日のM6.8とごく近い条件で起きたチリM6.8ではこの2つの傾向の踏襲に注意が必要だろう。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。