191004-009長野県北部で2日間に3回の地震

長野県北部で前日から3回の地震、比較的揺れ少なかった場所で


 
2019年10月03日から04日にかけて長野県北部で3回の有感地震が相次いで発生した。地震活動が活発な長野県北部だが、今回の震源はこれまであまり揺れてこなかった場所が揺れたという点で注目される。付近にはM7.4~M7.8の規模の地震を引き起こし得る長野盆地西縁断層帯が走っている。

 

2019年10月03日09:12 M2.5 震度2 長野県北部(深さ約10km)
2019年10月04日16:13 M2.4 震度1 長野県北部(深さ約10km)
2019年10月04日16:15 M2.1 震度1 長野県北部(深さ約10km)

それぞれの地震は小規模であり、長野県北部では09月21日と22日にも震度1の地震が発生するなど地震活動の活発な場所であることからそれほど珍しいとは言えないが、今回の震源付近では過去の地震発生履歴が少ないのだ。

今回の震源近くには長野盆地西縁断層帯が走っており、同断層帯の東端近くでは2018年05月25日にM5.2・震度5強が起きていた。

長野盆地西縁断層帯のうち今回の震源付近が含まれる飯山-千曲区間は30年以内にM7.4~M7.8程度の地震がほぼ0%の確率で発生すると予測されてはいるものの、1968年には今回の震源からごく近い位置でM5.3・震度4が発生したこともある。

1922年以降、今回の震源付近で起きてきた数回の地震についてその後の国内発震状況を追跡してみると、5回の事例に共通する顕著な傾向こそ見られなかったものの、2005年06月のケースではその後気になる地震へと繋がっていた。長野県北部における今回の震源付近が揺れてから9日後に新潟県中越地方でM5.0・震度5弱が発生していたのである。

2019年09月15日に大阪湾で1年ぶりとなる有感地震が観測された際、過去の事例からその後神戸-新潟歪集中帯での地震が起きる傾向性が見られると紹介したが、1941年の大阪湾事例では8日後に長野県北部でM6.1・震度6の長野地震が発生しており、1948年のケースでも2週間後にM7.1・震度6の福井地震が記錄されていた。

今回の長野県北部における地震も、中部地方から日本海側にかけての一帯への注視を引き続き継続すべきという観点から無視すべきではないだろう。
 

※画像は気象庁より。