191012-010千葉県南東沖M5.7・震度4、台風19号接近の関東地方で15年ぶり規模の地震

台風接近中の関東で千葉県南東沖M5.7・震度4の地震、15年ぶりの規模


 
2019年10月12日の18:22に千葉県南東沖でM5.7・震度4の地震が発生した。千葉県南東沖でM5.5を超える地震が起きたのは2004年以来15年ぶり。この規模の地震が台風19号の接近中に観測されたことで、改めて台風上陸と地震発生への関心が高まりそうだ。今回の震源付近では東日本大震災の直前にも震度4の揺れが見られていた。

 

2019年10月12日18:22 M5.7 震度4 千葉県南東沖(深さ約80km)

日本国内でM5.5を超える地震が発生したのは08月29日の青森県東方沖M6.1・震度3以来およそ1.5ヶ月ぶり。震度4以上を観測した地震としては08月15日の青森県三八上北地方M5.5・震度4以来2ヶ月ぶりであった。

千葉県南東沖を震源とする地震としては09月14日のM4.0・震度1以来1ヶ月ぶりで、2019年としては今回が14回目であったが、千葉県南東沖でM5.5を超える規模の地震が起きたのは2004年07月17日のM5.5・震度4以来15年も遡る必要があることから、揺れが頻発する千葉県南東沖としても珍しい地震であったと言える。

今回の震源は相模トラフの北側であったとみられ、ごく近くでは数回、深さ50~100kmで同程度の地震を記録したことがある。

それらについてその後の続発地震を追跡してみると、東北地方太平洋側でのM5以上に連なっていく傾向性が見られた。

1964年11月に千葉県南東沖で今回の震源付近におけるM5.1が発生すると10日後に茨城県沖と茨城県南部でM5超えが連発した後、福島県でもM5を超える地震が2回。

1986年06月に千葉県南東沖でM6.4が起きると3日後に岩手県内陸南部でM5.0。そして2011年02月05日の千葉県南東沖M5.2以降、5日後に福島県沖でM5.4・震度4に続いて三陸沖でのM9.0・東日本大震災に繋がっていった展開については説明の必要はないだろう。

こうした過去の事例からは今後直近で東北地方太平洋側の揺れへと続いていく傾向性を示す可能性が否めないが、今回の場合、より注意すべき点は台風19号接近との兼ね合いであろう。

既に「台風19号接近で知っておきたい歴代台風ランキングとその後の地震」として10月11日に紹介した通り、過去の強力台風10個のうち1週間以内にM6クラスが起きていたのは4例。1ヶ月程度のうちに日本付近でM7クラスが発生していた例は5例に達するなど、地震への備えが必要であるのはデータからも示されているからである。
 

※画像は気象庁より。