191014-002周防灘でM4.0、昭和南海地震当日にも揺れた場所で

周防灘でM4.0・震度2の地震、昭和南海地震当日にも揺れた場所付近で


 
2019年10月14日の13:02に周防灘でM4.0・震度2の地震が発生した。周防灘で有感地震が観測されたのは05月30日以来およそ5ヶ月ぶり。周防灘では1922年以降、有感地震が観測されたのはわずか67回である。今回の震源付近では過去に気になる類似地震が起きていた。昭和南海地震当日にも揺れていたのだ。

 

2019年10月14日13:02 M4.0 震度2 周防灘(深さ約20km)

この地震は日本国内で発生した有感地震としては10月12日の18:21に千葉県南東沖で起きたM5.4・震度4以来およそ43時間ぶりに記録された有感地震となる。

24時間以上の有感地震空白は10月10日から11日にかけての28時間が起きたばかりだが、43時間を超えるのは05月15日から17日にかけての49時間以来で、この時は8日後に千葉県北東部で震度5弱を観測する地震が発生していた。

さて、今回の周防灘M4.0だが、周防灘では1922年以降、これまでに有感地震は67回しか記録されていない。

年に一度未満という比較的珍しい場所における地震であったと言えるが、2017年、2018年と年に2回ずつ地震が発生しており、2019年も05月30日にM3.1・震度2の地震が起きていたことから、今年も2度目の地震を記録したことになる。

震源の位置は前回05月30日の地震が姫島の西側、深さ13kmで発生していたのに対し今回は姫島の東側、深さ約20kmであった。

前回の地震は周防灘断層帯にごく近い場所で起きていたが、今回は周防灘断層帯からは離れており、付近に目立った活断層は確認されていない。

とは言え、気になる点もある。今回の震源付近ではこれまで、1939年と1946年の2回有感地震が記録されており、前者は深さ94kmであったものの、後者は深さ12kmと今回の地震と類似している。

問題はこの1946年に起きていたマグニチュード不明・震度1の地震が1946年12月21日に発生していたということだ。

1946年12月21日は04:19に和歌山県南方沖でM8.0の昭和南海地震が記録された日であるためである。この日、周防灘では約15時間後の19:48に上記の地震が起きていたのである。

南海トラフ巨大地震であるだけに、昭和南海地震の震源である和歌山県南方沖と周防灘における今回の震源付近との関連については、今後の動向を注視しておく必要があるだろう。
 

※画像は気象庁より。