191015-011択捉島付近M5.3

択捉島付近でM5.3・震度2の地震、過去4例いずれもその後M6クラス


 
2019年10月15日の08:15に択捉島付近でM5.3・震度2の地震が発生した。択捉島付近を震源とした有感地震としては1922年以降今回が60回目であった。北海道にかけてのM5以上は09月に起きた択捉島南東沖M5.3でその後の傾向性として示されていた。今回の震源付近が揺れた際の過去事例では、今後の北海道M6クラスに注意が必要なようだ。

 

2019年10月15日08:15 M5.3 震度2 択捉島付近(深さ約110km)

択捉島付近で有感地震が観測されたのは09月19日のM4.4・震度2以来1ヶ月ぶりで2019年としては今回が3回目。とは言え、択捉島付近における有感地震は1922年以降、今回が60回目と少ないことから、それほど頻繁に揺れているわけではない。

青森県東方沖から千島海溝沿いでのM5以上についてはシグナルが出ていた。09月18日に択捉島南東沖でM5.3・震度1の地震が起きた際、過去の類似事例8ケース中7例でその後青森県東方沖から千島海溝にかけてのM5以上へと繋がっていたのだ。

その後北海道では09月26日に根室半島南東沖でM4.5、09月30日に千島列島でM4.7といった地震が続いており、今回M5を超える規模の地震が択捉島付近で発震した。

では今回の震源付近が揺れた事例ではその後どのような地震が起きていたのだろうか。深さまで類似した過去の事例は4例で、北海道東部におけるM6クラスが引き起こされていたケースが多かった。

択捉島付近の翌日に択捉島南東沖M5.5・震度2、8日後に北海道東方沖でM5.8・震度3と直近でM6クラスが発生していた例があり、それ以外でも1ヶ月後に択捉島付近でM5.5・震度2や2ヶ月後に十勝沖M5.5・震度3といった地震が起きるなど、4例全てで2ヶ月以内に北海道東部方面におけるM6クラスに繋がっていたのである。
 

※画像は気象庁より。