191029-001フィリピンミンダナオ島でM6.6

フィリピンでM6.6の地震、2週間前にもM6.4起きていた場所で


 
10月29日の日本時間10:04にフィリピンでM6.6の地震が発生した。今回の震源付近では10月16日にもM6.4が起きていたばかり。付近の事例からは琉球海溝・南海トラフへの繋がりも見られ、10月16日のM6.4の時も翌日、与那国島近海でM5.4が発生していた。

 

2019年10月29日10:04 M6.6 フィリピン(深さ約15km)

世界でM6.5以上の強い地震を観測したのは09月30日のチリM6.7以来1ヶ月ぶりで2019年としては28回目。2018年に28回目のM6.5以上地震となったフィジーM6.7は2018年09月30日に起きていたため、今年は前年より多少穏やかなペースとなっている。

今回のフィリピンM6.6はミンダナオ島南部に当たる場所で発生、深さは約15kmと浅かったが、最も注目されるのはわずか2週間前の10月16日にもほぼ同じ位置でM6.4の地震が起きていた点であろう。

M6.4とM6.6という規模の似た地震が相次いでいることから、フィリピン現地付近における今後の地震活動に対しては注意が必要だ。

では過去に今回の震源付近で地震が起きた際には、その後どのような地震へと連なっていったのだろうか。

ミンダナオ島内陸部においてM6を超える規模の地震が発生した履歴は、特に南部ではそれほど多くない。

1942年06月のM6.3や1928年12月のM7.4、それに1924年10月のM6.2など数回に限られ、ほとんどが1950年代前に起きた地震であったが、ではそうした地震以後、日本においてはどのような揺れへと繋がっていたのだろうか。

顕著な傾向性こそ見られなかったものの、琉球海溝から南海トラフにかけての一帯におけるM5以上が2ヶ月以内に発生していたケースが5例中4例であり、1924年11月の日向灘M5.9や大隅半島東方沖M5.8、1953年05月の大隅半島東方沖M5.0などが見られていた。

こうした傾向性は今回とほぼ同じ震源で発生していた10月16日のM6.4の際にも踏襲されており、翌日の10月17日には与那国島近海でM5.4の地震が起きていた。
 

※画像はUSGSより。