191030-002京都府南部でM3.8・震度2の地震、阪神淡路大震災直前にも揺れた付近で

京都府南部でまた地震、阪神淡路大震災の直前にも揺れた付近で


 
2019年10月30日の04:32に京都府南部でM3.8・震度3の地震が発生した。京都府南部では10月26日にも震度2の地震が2回、また関西では和歌山県北部や大阪府北部でもここ数日の間に有感地震が相次いでいるが、これらの地震に関連はあるのだろうか。京都府南部における今回の震源付近では、阪神淡路大震災の3ヶ月前にも揺れが観測されていた。

 

関西地方で増加する内陸部有感地震

10月30日04:32 M3.8 震度3 京都府南部(深さごく浅い)

京都府南部では10月26日にも2度の有感地震が相次いだばかりであった上、27日には和歌山県北部と大阪府北部でもそれぞれ震度1~2の地震が起きていたことから、関西地方における地震活動の活発化に対する警戒が広がりそうだ。

10月26日21:32 M3.5 震度2 京都府南部(深さ7km)
10月26日22:10 M2.7 震度2 京都府南部(深さ7km)
10月27日11:59 M1.6 震度1 和歌山県北部(深さ4km)
10月27日19:03 M3.2 震度2 大阪府北部(深さ10km)
10月30日04:32 M3.8 震度3 京都府南部(深さごく浅い)

京都、和歌山、大阪における一連の地震はいずれも深さ10km以下と浅い位置で発生している。では震源の位置は活断層と関係がありそうな場所であったのだろうか。

10月26日に2回観測された京都府南部の地震は震源位置がほぼ同一で、これらはともに生駒断層帯に非常に近かったが、今回のM3.8・震度3の震源は西にずれた場所であった。

10月27日の和歌山県北部M1.6の震源は近くに主要な活断層は確認されておらず、中央構造線断層帯とも距離があったとみられる。

大阪府北部M3.2・震度2の場合は有馬-高槻断層帯のごく近くで発生していた。
 

阪神淡路大震災の直前にも今回付近で地震

10月27日に京都府南部で2回発生した地震、そして10月27日の大阪府北部M3.2・震度2がそれぞれ生駒断層帯と有馬-高槻断層帯と関係している可能性のある位置で起きていたことがわかった。

次にそれぞれの断層帯における30年地震発生確率だが、生駒断層帯ではM7.0~M7.5の地震が30年以内に最大0.2%の確率で起き得るとされている。

また有馬-高槻断層帯は2018年06月18日にM6.1・震度6弱で発生した大阪府北部地震で注目を集めたが、今後30年間でM7.5前後の地震が最大0.4%の確率で発生する可能性がある、と考えられている。。

関西における今回の一連の地震では、生駒断層帯や有馬-高槻断層帯の今後の動きを注視していく必要があるだろうと同時に、もうひとつ、今回の京都府南部M3.8・震度3の震源には過去に知っておくべきデータが存在している。

京都府南部M3.8・震度3の震源付近では過去に数回、類似地震が起きてきたが、いずれもその後2ヶ月間に関西地方における地震活動を活発化させたと見られる事例はなかった。

だが、1994年10月24日に今回の震源付近で発生していたM4.5・震度3の場合、その約3ヶ月後に大阪湾でM7.3・震度7を記録した阪神淡路大震災が起きていたのである。
 

※画像は気象庁より。