2019年11月10日播磨灘で2度の地震が相次いで発生

播磨灘で2回の地震、10月に2年ぶりの揺れを記録したばかり


 
2019年11月10日の03:42と04:44に播磨灘でM3.1・震度1とM3.3・震度1の地震が相次いで発生した。播磨灘では2017年10月から約2年間、有感地震が起きていなかったが、2019年10月に震度1の地震が観測されたばかりのタイミングで今回再び2度の地震が発生した形。今回の震源付近では過去2回の事例後に3ヶ所で共通して揺れていた場所があった。

 

播磨灘で2回の地震が相次いで発生

2019年11月10日03:42 M3.1 震度1 播磨灘(深さ約10km)
2019年11月10日04:44 M3.3 震度1 播磨灘(深さ約10km)

播磨灘では2017年10月から有感地震が途絶えた状態であったが、2019年10月03日に約2年ぶりの地震が起きたばかりであった。

震源の位置は前回10月03日のM2.4・震度1が小豆島の北側であったのに対し、今回の2回はそれよりも東側にある西島の南北で約20km前後ずれた場所。付近に目立った活断層は確認されていない。

1922年以降、約140回の有感地震が観測されてきた播磨灘だが、そのうちの55回は阪神淡路大震災の影響を受けたと考えれれる1995年に起きていたことから平均発震ペースは年に1回前後であり、既に3回の揺れを記録した2019年は付近における地震活動の活発化を示している可能性があるため今後の動向を注視する必要があるだろう。
 

今回の震源付近が揺れた事例とその後の事例

今回の震源付近で過去に地震を観測した事例は1927年08月と2005年07月の2回。これらについてその後の国内発震状況を追跡してみると、どちらにも共通してM5以上の地震を引き起こしていたのが八丈島東方沖と関東東方沖、それに茨城県沖であった。

八丈島東方沖では1927年08月の播磨灘地震から1週間後にM6.4・震度4が、2005年07月の異例では3週間後にM5.1・震度1。

関東東方沖では1927年08月の場合8日後、12日後、13日後にM5.4・震度2、M5.8・震度2、M5.2・震度1と3回立て続けに起きており、2005年07月のケースでも2ヶ月後にM5.2・震度1が発生していた。

茨城県沖では1927年の際に1週間後のM5.0・震度2が、2005年の時は2週間後にM5.6・震度3がそれぞれ記録されていた。
 

播磨灘で地震連発したケースでは

次に、播磨灘で今回のように短時間の間に地震が連続して発生した事例について見てみることにする。

1922年以降、播磨灘で短時間の間に連発したケースは12回。だが、そのうち9回は阪神淡路大震災が発生した1995年に記録され、余震としての意味合いが強かったことから、実質的には過去3回であったと言える。

1948年11月と2012年03月、それに2013年04月に観測されていたが、その後の南海トラフにおける地震活動を追跡したところ、2012年03月の事例では特に気になる地震は起きていなかったが、1948年11月のケースでは播磨灘連発から8日後に遠州灘でM5.2・震度1、連発から2ヶ月後に三河湾でM5.0・震度3と兵庫県北部でM6.3・震度4の地震へと繋がっていた。

また残る2013年04月の際には播磨灘で連発する半月前に淡路島付近でM6.3・震度6弱という強い地震が起きていたことから、阪神淡路大震災後に9回の連発地震が発生していたことと合わせ、播磨灘における地震の連続発生と近畿における強い地震との関連の強さを印象づけている。
 

※画像は気象庁より。