2019年11月13日大阪府北部地震と硫黄島近海

大阪府北部で地震、類似震源後に多く起きていた硫黄島近海M6クラス以上


 
2019年11月13日の01:07に大阪府北部でM3.2・震度2の地震が発生した。10月下旬から関西地方内陸部で地震が続いている。今回の地震は大阪府北部地震の余震であった可能性も否定できないが、過去に今回の震源付近が揺れた際にはその後5回中4回で1ヶ月以内に硫黄島近海M6クラス以上へと繋がっていた。

 

2019年11月13日01:07 M3.2 震度2 大阪府北部(深さ約10km)

大阪府北部における有感地震としては10月27日のM3.2・震度2以来半月ぶりで2019年としては今回が11回目。震源位置は有馬-高槻断層帯の北側、京都府との境界に近い場所であった。

大阪府北部では2018年06月18日にM6.1・震度6弱の大阪府北部地震が起きて以降、これまでに80回ほどの有感地震が観測されてきたが、今回の震源に近い位置が揺れたのは2018年08月04日のM2.5・震度1程度で、大阪府北部地震の震源や前回10月27日のM3.2の震源を含め今回より南側で多く地震が発生してきた。

今回の地震も大阪府北部地震の余震の一環であった可能性はもちろん否定できないが、過去に付近が揺れた際にはその後どのような地震に繋がっていたのか追跡してみると、ひとつ興味深い場所で多く地震が起きていたことがわかった。

大阪府北部における今回の震源付近が1922年以降、揺れたのは前述した2018年08月の事例を含め5回。そのうち4回で、1ヶ月以内に硫黄島近海におけるM6クラス以上が発生していたのである。

2010年12月の事例では2週間後に硫黄島近海M6.0・震度1、2013年12月の際には9日後に硫黄島近海M5.6・震度1、2014年04月の時は10日後に硫黄島近海M6.0・震度2、そして2018年08月のケースでも13日後にやはり硫黄島近海でM6.6・震度1というM7クラスが起きていた。

いずれも震度1~2と揺れ自体は小さかったものの、そもそも硫黄島近海で有感地震が記録されたのは1922年以後わずか79回。こうした有感地震の少ない場所が、大阪府北部今回の震源付近後に5回中4回という確率で有感地震に繋がっていたのは果たして偶然なのだろうか。

今回の大阪府北部における地震は最近の関西地方における地震続発傾向にも目を向ける必要があるが、同時に硫黄島近海への波及という点に留意しておく必要があるだろう。
 

※画像は気象庁より。