• 国内地震
  • 国内M4.5(M5クラス)以上地震。小規模地震はNewsFlashをご覧下さい。
2019年11月20日新潟県上越地方で2度の地震

新潟県上越地方で2度の地震、高田平野西縁断層帯の西側で


 
11月20日01:59と06:20に新潟県上越地方でM3.4・震度2とM3.0・震度2の地震が相次いで発生した。新潟県上越地方で24時間以内に地震が連発していた事例や今回の震源付近が揺れた際のその後の発震はこれまで何らかの傾向性を示してきたのだろうか。

 

2019年11月20日01:59 M3.4 震度2 新潟県上越地方(深さ約10km)
2019年11月20日06:20 M3.0 震度2 新潟県上越地方(深さ約10km)

新潟県上越地方で有感地震を観測したのは07月03日のM2.1・震度1以来4.5ヶ月ぶりで、2019年としては5回目と6回目にあたる揺れであった。

今回の2度の地震は震源の位置がほぼ同一で、高田平野西縁断層帯の西側で発生したと見られる。高田平野西縁断層帯は平均活動間隔が2,200年~4,800年程度と考えられているのに対し、1751年にM7.0~M7.4の大地震が起きていたことから30年予測はM7.3程度の地震がほぼ0%の確率で発生する可能性があるとされている。

また2019年06月18日に山形県沖で発生したM6.7・震度6強の影響については、それ以降の地震発生数が新潟県下越沖で28回、新潟県中越地方で9回である一方、新潟県下越地方や佐渡付近では0回、新潟県上中越沖でも1回であることから、今回の新潟県上越地方における地震が関連しているかどうかは不明である。

今回の地震では数時間のうちに揺れが続いた点が目立つが、新潟県上越地方で1922年以降、有感地震が約230回記録されてきたうち、今回と同様24時間以内に2回以上の地震が連続した事例が23例に達していることから、2連発をそれほど特別視する必要はないだろう。

一方、今回の震源付近における過去の事例はと言うと、1934年12月、1938年04月、1987年09月、2012年04月にそれぞれM2.6~M4.1・震度1~2の地震が観測されてきたが、その後の国内発震傾向を追跡したところいずれも日本海側におけるM5以上は発生していなかった。

しかし、その反面、関東から東北地方にかけての太平洋側で強い地震が目立っていた。1938年04月の事例では1.5ヶ月後に茨城県沖でM7.0・震度5、2012年04月のケースでも3週間後に三陸沖でM6.5・震度3とM7クラスの発生を伴っていた例が複数である他、残りの2件でも福島県沖や茨城県沖、それに青森県東方沖におけるM6クラスが記録されていたのである。
 

※画像は気象庁より。