2019年11月21日タイ・ラオス国境付近でM6.1の地震

タイ・ラオス国境付近でM6.1の地震、約3時間前にもM5.7起きたばかり


 
2019年11月21日の日本時間08:50にタイ・ラオス国境付近でM6.1の地震が発生した。今回の震源付近では約3時間前にもM5.7が起きていたばかり。ごく近くでは1934年と1935年にM6を超える規模の地震が記録されていたが、これらの地震後に日本国内で揺れていた共通の場所とM7を超える大地震が起きていた場所があった。

 

2019年11月21日08:50 M6.1 タイ・ラオス国境付近(深さ約10km)

ほぼ同一の場所では約3時間前に当たる06:03にM5.7、06:19にもM4.6がそれぞれ深さ10kmで観測されたばかりであった。06:03の前震がM5.7と今回のM6.1に規模が近いことから、更に強い地震に発展する可能性も残っている。

今回の震源ごく近くでは1934年02月にM6.2、1935年05月にM6.3がそれぞれ深さ35kmで起きて以来、M6以上の地震は記録されてこなかったが、周辺では2014年05月にM6.1の地震が観測されたケースや2011年03月24日、東日本大震災の13日後にM6.9の強い地震が発生した事例がある。

1934年02月と1935年05月に今回の震源からごく近い位置でM6以上が起きた際、その後どのような傾向性が見られていたのだろうか。

2ヶ月以内に世界でM7以上が発生した事例を追跡してみると、1934年02月には東側の太平洋プレート沿い、パプアニューギニアやソロモン諸島、それにニュージーランドでM7を超える規模の地震が起きていた他、フィリピン海プレート沿いでもフィリピンでM7.5、伊豆・小笠原海溝沿いで硫黄島近海M7.1の地震がそれぞれ記録されていた。

1935年05月のタイ・ラオス国境付近M6.3ではどうだったかというと、こちらは西側のパキスタンでM7.5が起きていたものの、1934年02月のような東側におけるM7以上は発生しなかった。

日本国内ではどうだったのだろうか。2ヶ月以内のM5以上を追跡してみると、1934年02月の事例では前述した硫黄島近海M7.1の他、タイ・ラオス国境付近M6.2のわずか10時間後に八丈島東方沖でM5.1・震度2が起き、その後も静岡県伊豆地方でM5.5・震度3。

1935年05月のタイ・ラオス国境付近M6.3においても八丈島東方沖で約3週間後にM5.4・震度3、その後静岡県中部でM6.4・震度6の静岡地震が起きていた。

1934年と1935年どちらのケースでも八丈島東方沖でM5を超える地震が発生していた他、静岡県におけるM6クラスが共通しており、1934年の事例では硫黄島近海でM7.1大地震が起きるなど静岡から伊豆・小笠原にかけての一帯で地震が目立っていたと言える。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。