2019年11月26日アルバニアでM6.4の地震、付近では1970年代以来のM6超え

アルバニアでM6.4の地震、付近では1970年代以来のM6超え


 
2019年11月26日の日本時間11:54にアルバニアでM6.4の地震が発生した。アルバニアでM6を超える地震が起きるのは珍しく、付近では1970年以降記録されていなかった。周辺における過去事例の際には、その後世界と日本国内でそれぞれ何らかの傾向性は見られたのだろうか。

 

2019年11月26日11:54 M6.4 アルバニア(深さ約20km)

付近ではアルバニアの南側に位置するギリシャで2018年10月にM6.8の強い地震が起きていたが、今回の震源付近でM6を超える地震が観測されるのは珍しく、アルバニアや北側のモンテネグロでも1970年代以降、M6以上の地震は記録されてこなかった。

ただし1959年09月と10月にM6.2とM6.0、1979年04月と05月にM6.9とM6.2がそれぞれ短期間に相次いだ事例もあることから、今後1ヶ月程度の間に付近で同規模程度の地震が続発する可能性は捨てきれず、現地ではしばらく警戒が必要だろう。

今回のアルバニアM6.4に近い場所で過去に起きてきたM6以上6例についてその後の傾向性を追跡したところ、世界的なM7以上大地震の発生状況に特徴は見られなかった。

一方、日本国内についても同様に2ヶ月以内の発震状況を見てみると、6例中4例でその後M7クラスの強い地震が発生していた。

1959年10月の事例では3週間後に福島県沖でM6.8・震度3とその翌日の千島列島M6.9・震度2。

1962年03月の際は3週間後の三陸沖M6.8・震度4とその半月後の宮城県北部M6.5・震度4。1963年07月の時は3週間後に福島県沖でM6.6・震度4。また1967年11月のケースでも2ヶ月後に北海道東方沖でM6.9・震度4がそれぞれ起きていたのである。

いずれも日本海溝から千島海溝にかけての一帯における地震であり、北海道から東北地方太平洋側で発生していた形。

これらがアルバニア地震に関連していると言うことは出来ないが、過去の事例からは6例中4例でその後東北・北海道M7クラスが起きていた、という程度は知っておいても良いかもしれない。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。