2019年12月26・27日天草灘で5回の地震

2019年12月26・27日鹿児島県薩摩地方5回の地震が全て天草灘に、連発は2000年以来


 
気象庁の震度データベースによると2019年12月26日から27日にかけて鹿児島県薩摩地方で発生した5回の地震は、全て天草灘における地震となった。天草灘で短期間の間に連続して有感地震が起きたのは1965年04月の4回以来。

 

既に紹介した12月26日の2回の地震に続き、12月27日に起きていた3回の地震も全て震源は天草灘となった。

2019年12月26日19:53 M3.8・震度3 天草灘(深さ8km)
2019年12月26日19:59 M3.0・震度2 天草灘(深さ8km)
2019年12月27日03:09 M3.3・震度2 天草灘(深さ9km)
2019年12月27日06:46 M2.6・震度1 天草灘(深さ8km)
2019年12月27日22:01 M3.0・震度1 天草灘(深さ9km)

天草灘で短期間に3回以上の有感地震が観測されたのは2000年02月の3回以来ほぼ20年ぶり。

1922年以降に天草灘で3連発以上を記録していた事例は計7回で、それぞれについてその後の発震傾向を追跡すると、5例で付近におけるM5以上地震が発生していた。

1927年12月04日に天草灘でM5.4・震度3を含む3回の地震が起きた際にはその数時間後に熊本県天草・芦北地方でM5.2・震度3、1995年03月06日から07日にかけて3度の地震が続いた時は1ヶ月後に種子島近海でM5.1・震度2。

そして残る3例ではいずれも奄美大島近海におけるM5以上へと繋がっていた。

1981年01月30日の3連発では19日後に奄美大島北東沖でM5.5・震度3、それから5日後に奄美大島近海でM5.5・震度4。1967年11月16~17日の事例では9日後に奄美大島近海でM5.6・震度4。そして1965年04月28日に天草灘で4回の地震が相次いだケースでは4日後に奄美大島近海でM5.7・震度3といずれもM5.5を超えるM6クラスの強い地震が起きていたのである。

今回の連発でも奄美大島近海では12月29日00:56にM3.9・震度2の地震が観測されている。

今回の震源近くには30年以内に最大16%という高い確率でM7.3程度の地震が起きると予測されている日奈久断層帯の八代海区間や、M7.0が最大1%で発生し得る出水断層帯などが走っている。
 

※画像は気象庁より。