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2019年12月の地震概況~世界M7以上大地震は発生せず、国内では関東で強い揺れが相次ぐ


 
2019年12月の地震概況は世界でM7以上大地震が発生しなかった一方で、日本国内では12月上旬に関東で相次いだ震度4などによって地震への関心が高まった点が特徴であった。

 

12月の最大は12月15日のフィリピンM6.8

2019年12月に世界で発生したM6以上の地震は11回で、11月の17回に比べ減少した。2019年のM6以上の月別発生数は06月の18回が最多で最少が10月の05回となった。

11月は07月以来起きていなかったM7以上大地震が4ヶ月ぶりに起きたが(11月14日 M7.1 インドネシア)、12月にM7を超える大地震は発生せず、最大規模の地震は12月15日のフィリピンM6.8となった。

2019年のM7以上大地震発生数は計10回で、前年の17回から減少した。
 

国内震度4以上が増加、関東で相次ぐ

2019年12月に日本国内で発生したM5以上の地震は4回で11月の4回と同数であった。他には12月05日に千島列島でM5.8・震度1の地震が起き日本国内でも震度1の揺れを観測したが、震源が国内ではなかったため除外している。

2019年12月の日本国内M5以上
12月11日 M5.3・震度3  福島県沖
12月18日 M5.1・震度4  沖縄本島近海
12月19日 M5.5・震度5弱 青森県東方沖
12月30日 M5.1・震度1  父島近海

2019年12月に日本国内で震度4以上を観測した地震は6回で、11月の3回より増加した。震度4以上を記録した地震は09月に0回、10月に1回であったことから、11月、12月と強い揺れが増加傾向にあり、2020年01月も既に千葉県東方沖でM5.9・震度4が発生していることから、引き続き注意する必要があるだろう。

2019年12月の強い揺れは12月上旬に関東で相次いでいた。

2019年12月の日本国内震度4以上
12月03日 M4.7・震度4  茨城県南部
12月04日 M4.9・震度4  茨城県北部
12月04日 M4.8・震度4  栃木県北部
12月12日 M4.2・震度5弱 宗谷地方北部
12月18日 M5.1・震度4  沖縄本島近海
12月19日 M5.5・震度5弱 青森県東方沖
 

北海道や沖縄、伊豆・小笠原でも地震増加傾向が見られる

2019年12月はいくつかの地域で地震が相次ぎ、関心を集めるケースが多かった点も特徴として挙げられる。12月11日に震度1未満ではあったもののM5.9の地震が起きた伊豆・小笠原における地震増加や、前述の通り強い揺れが相次いだ関東地方、それに鹿児島や沖縄でも地震増加傾向が見られていた他、北海道東部から千島列島にかけての一帯でも揺れが目立っていた

中でも3回の震度4を観測した関東地方では他にも12月14日に伊豆大島近海でM4.3・震度3が起きるなど相模トラフ沿いでも数回の地震が発生したことから、大規模な地震への警戒が広がっていた。