2020年01月05日硫黄島近海M5.7・震度1の地震

硫黄島近海M5.7で類似事例後の伊豆・小笠原と相模トラフ地震に特徴は


 
2020年01月05日に硫黄島近海で発生したM5.7・震度1の地震で、付近が揺れた際にはその後どのような地震に繋がっていたのだろうか。伊豆・小笠原で地震が起きていたケースと相模トラフ・関東での地震が発生していたケースを比べると、特徴に差が見られた。

 

2020年01月05日11:11 M5.7・震度1 硫黄島近海

今回の震源付近で過去に地震が起きていた10のケースについてその後の発震状況を追跡すると、同じ伊豆・小笠原における地震とその北側、相模トラフ及び関東地方における地震が目立っていた。

どちらも2ヶ月以内に10例中8例でM5以上が記録されていたが、その中身には特徴的な違いが見られた。伊豆・小笠原では10例中7例でM6クラス、またM6.5以上のM7クラスが発生していた事例も2つの場合で見られていたが、硫黄島近海から1週間以内の直近で起きていたケースは1例にとどまっていた。

一方、相模トラフや関東では10例中8例で2ヶ月以内にM5以上が発生してはいたものの、M6クラス以上であったのは3ケースに過ぎず、大半がM5.0~M5.4の範囲の地震であった。だが、1ヶ月以内のM5以上が伊豆・小笠原の10例中6例に対し相模トラフと関東では10例中7例、硫黄島近海から1週間以内であった事例も10例中2例と比較的直近で起きるケースが目立っていた。

伊豆・小笠原で硫黄島近海以降にM7クラスが発生していたのは2000年05月の事例で1.5ヶ月後の新島・神津島近海M6.5・震度6弱と2009年07月の事例における2週間後の八丈島東方沖M6.6・震度5弱。

また相模トラフと関東で硫黄島近海以降、1週間以内にM5以上の地震が起きていたのは2013年12月の事例で4日後に千葉県東方沖M5.5・震度4が発生していたケースと2011年08月の事例で2日後に関東東方沖M6.2・震度2へと繋がっていたケースであった。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。