2020年01月14日茨城県沖M4.9震源付近では関東大震災前にも地震

茨城県沖M4.9・震度3の震源付近では関東大震災前にも地震


 
2020年01月14日13:25に茨城県沖で発生したM4.9・震度3の地震で、付近で起きた過去の事例では、そのうち数例でその後関東地方における強い地震に繋がっていたことがわかった。中には大正関東地震直前に起きていたケースも見られた。

 

2020年01月14日13:25 M4.9・震度3 茨城県沖(深さ約50km)

2019年12月上旬に茨城県南部や茨城県北部、それに栃木県北部で震度4が相次いだ際、首都直下地震との関連という観点から地震に対する関心が高まったが、今回も01月14日04:53の茨城県南部M5.0・震度4に続いて13:25の茨城県沖M4.9・震度3、そして深さが共に約50kmであったことから再び首都圏における地震に注目が集まりそうだ。

関東地方では01月03日にも千葉県東方沖でM5.8・震度4が記録されており、12月上旬に震度4が連発した際の規模M4.7~M4.9と比べ2020年01月はM5.0を超える地震を含むなど規模が拡大している印象も与えている。

では、今回の茨城県沖M4.9・震度3が起きた震源付近が過去に揺れた際には、その後関東地方ではどのような地震が引き起こされてきたのだろうか。

今回の震源付近で同規模の地震が発生した例は過去にそれほど多くない。東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)直後のタイミングでM5.4・震度4が起きていたが、特殊な状況下にあったこの時の事例を除いた5例についてその後の発震状況を追跡すると、いくつかのケースで関東地方におけるM6クラス以上に繋がっていた。

1949年11月の事例では翌月に栃木県北部と栃木県南部で計3回のM6クラス、M6.4・震度4とM6.2・震度4それにM5.8・震度3が発生していた。栃木県北部におけるM6.4とM6.2は今市地震である。

また1955年05月の際には1ヶ月後に再び茨城県沖でM5.9・震度3、1930年02月の時も1.5ヶ月後に静岡県伊豆地方でM5.9・震度5を記録していた。

5例中、2ヶ月以内に関東地方M6クラス以上に繋がらなかった1922年07月のケースを除くと最も目立っていた1923年05月の事例。

1923年05月07日に今回の震源付近でM5.1・震度2が起きると、それから06月中旬にかけて茨城県沖や千葉県東方沖、それに関東東方沖で茨城県沖M7.1と千葉県東方沖M6.8の2度のM7クラスを含む計9回のM6クラス以上が次々と発生していたのである。

そして1923年09月01日には大正関東地震(関東大震災)が起きていた。
 

※画像は気象庁より。