2020年01月28日根室半島南東沖M5.4・震度4に出ていたシグナルと今後の傾向性

根室半島南東沖M5.4・震度4に出ていたシグナルと今後の傾向性


 
2020年01月28日10:36に根室半島南東沖で発生したM5.4・震度4の地震は今後国内でどのような発震傾向を示していくのだろうか。また今回の地震に何らかのシグナルは出ていたのだろうか。

 

北海道東部から千島海溝付近に出ていたシグナルは

2020年01月28日10:36 M5.4・震度4 根室半島南東沖(深さ約100km)

今回の地震に対しては01月12日に同じ根室半島南東沖でM4.8・震度3の地震が起きた際、過去の類似事例7例のうち2ヶ月以内に周辺でM5を超える地震へと繋がっていたケースが6例であったと指摘、北海道東部から千島列島にかけてのM5以上地震にシグナルが出ていた。

また2019年12月11日の福島県沖M5.3・震度3でもその後の傾向性としては福島県の南側に当たる千葉や茨城といった関東方面より「北側の日本海溝沿いそれに千島海溝沿いで2ヶ月以内のM5以上地震の方が多かった」と紹介、「日本海溝沿い、千島海溝沿いでは2ヶ月以内にM6クラス以上が6例中5例で発生」としたところ8日後に青森県東方沖でM5.5・震度5弱が発生していた。

この青森県東方沖におけるM5.5・震度5弱の際には過去の3例中「3例中全てで1ヶ月以内にM5以上の地震が千島海溝沿いから日本海溝沿いにかけての一帯で起きていた」と述べており、こうした流れからM6クラスに近い今回の根室半島南東沖M5.4・震度4へと繋がっていった可能性がある。
 

1週間以内関東・東北M5以上と2ヶ月以内北海道M6クラス以上

では、今回の震源付近が揺れた際には、その後どのような傾向性を示してきたのだろうか。震源位置・規模・深さが類似した6例について2ヶ月以内のM5.0以上を北海道と東北・関東に分けて影響を追跡してみると、どちらも2ヶ月以内のM5以上が全ての事例で起きており、M6クラス以上であったケースも北海道で6事例全て、東北・関東で4事例という結果であった。

更に東北・関東では根室半島南東沖から1週間以内にM5.0以上が発生していた事例も6例中3例と多かったのだ。

1週間以内のM5.0以上を記録していたのは1985年03月の事例で根室半島南東沖からわずか12時間後に茨城県沖でM5.2・震度2が起きていたケースと1991年07月の事例で4日後に群馬県北部でM5.3・震度3が起きていたケース、そして1993年03月の事例で翌日に三陸沖でM5.1・震度2が起きていたケースであった。

直近での東北・関東地方M5.0以上とこれに北海道を含めた2ヶ月以内のM6クラス以上、という傾向性がみられたと言える。
 

追記:【NewsFlash】01月28日の根室半島南東沖M5.4・震度4がM5.5・震度4のM6クラスに

※画像は気象庁より。