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2020年01月29日ジャマイカM7.7大地震

ジャマイカM7.7周辺の事例では再度の世界M8クラス地震の傾向性も


 
日本時間2020年01月29日にジャマイカで発生したM7.7の大地震で、周辺で過去に起きてきた事例では世界と日本国内でその後どのような傾向性が見られてきたのだろうか。

 

世界で再度のM8クラス発生が4例中4例で

2020年01月29日04:10 M7.7 ジャマイカ(深さ約10km)

8ヶ月ぶりのM8クラスとなった今回のジャマイカM7.7の周辺ではこれまでに数回、同様の浅い深さにおけるM7.0以上が観測されてきた。

それら4例について2ヶ月以内の発震状況を追跡すると、世界的には特定の国や地域における際立った特徴は見られず、地震多発国であるパプアニューギニアで4例中3例のM6.5以上が目立つ程度だったが、更に際立っていたのが4例中4例と全てにおいて今回の震源周辺が揺れてから2ヶ月以内に再度のM8クラス以上が起きていた点だ。

1946年08月にドミニカ共和国でM7.5が発生すると翌月ミャンマーM8.0とパプアニューギニアM7.8が、2009年05月にホンジュラスでM7.3が起きると1.5ヶ月後にニュージーランドでM7.8が、最近の事例では2018年01月にホンジュラスでM7.5が観測された際にも2週間後にアラスカでM7.9のM8クラスへと繋がっていた。

そして2010年01月にハイチでM7.0が発生したケースでは、6週間後にチリでM8.8とM9クラスを記録したチリ・マウレ地震が起きていたのである。

M7.0を超える地震の事例自体が今回の震源周辺では少ないものの、4例中4例全てで2ヶ月以内に再度のM8クラスが記録されていた点が世界的な傾向性として挙げられる。
 

日本国内に見られた2つの傾向性

次に日本国内への波及に何らかの傾向性はみられてきたのだろうか。まず注目されるのが今回のジャマイカM7.7の発生からわずか4時間後に沖縄本島北西沖でM5.4・震度2の地震が起きた展開と似たケースが見られていたことである。

これは2010年01月にハイチでM7.0が記録された際の事例で、その3日後に沖縄本島北西沖でM5.6・震度3の地震が発生していたのである。

更に知っておきたいのはその後も2ヶ月以内に沖縄で2度のM7クラスへと繋がった点だろう。沖縄本島北西沖M5.6から3週間後には石垣島近海でM6.5・震度3が、そしてその3週間後にも沖縄本島近海でM7.2・震度5弱の大地震が起きていたのだ。

過去の4事例全てについて見てみると、M7クラス以上の地震が発生していた例はこれだけだが、4例中3例で2ヶ月以内のM6クラス以上が起きていたことから、沖縄方面への繋がりが傾向性としてひとつ挙げられる。

しかし、沖縄以上に強い傾向性を示していたのが日本海溝沿いで、4例中4例で2ヶ月以内M6クラスが観測されていただけでなく、それら全てがカリブ海M7.0以上から1ヶ月以内の発震であり、しかも4例中2例では1週間以内にM6クラスが起きていた。

1週間以内だった2例は2010年01月に記録されていた5日後の三陸沖M5.6・震度2と1946年08月に記録されていた6日後の宮城県沖5.9・震度3及び茨城県M5.5・震度3。

こうした点から直近もあり得る1ヶ月以内の東北地方太平洋側M6クラスが国内における傾向性の2つ目として挙げられる。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。