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2020年02月06日インドネシアM6.2とその後の傾向性

インドネシアM6.2で過去事例に見られた傾向性、日本国内でM6C以上多発エリアも


 
日本時間2020年02月06日にインドネシアで発生したM6.2の地震で、付近でこれまでに起きた地震では、その後世界と日本国内にどのような傾向性をもたらしてきたのだろうか。世界では7例中5例でM7クラスへと繋がった場所や、日本国内でもM6クラス以上が多くみられたエリアがあった。

 

7例中5例で2ヶ月以内M7クラス起きていた国は

2020年02月06日03:12 M6.2 インドネシア(深さ約592km)

今回の震源近くでは2019年09月にも深さ約610kmでM6.1の地震が発生、その後数日間の間でM6.0以上が世界で頻発していたことは前回紹介したが、それより以前には更に今回の震源に近い場所で同程度の規模の地震が複数回記録されていた。

該当する7例について2ヶ月間の世界M6.5以上、M7クラス以上発震状況を追跡すると、最も顕著だったのが同じインドネシアで再度の強い地震につながっていたケースであった。

その数7例中5例で、最大だったのは2004年07月のインドネシアM7.3。更に、前述した2019年09月の事例でもインドネシアではわずか6日後にM6.5、11月にもM7.1と2ヶ月以内にM7クラスが2回観測されていたのである。

インドネシア以外では東側に当たるパプアニューギニアで7例中3回のM7クラスが、フィジーでも2回のM7クラスがそれぞれ発生していた。
 

日本国内ではM8クラス事例やM6クラス以上が1ヶ月以内に3回近いエリアも

では日本国内においてはどうだったのだろうか。

インドネシアで今回の震源ごく近くが揺れた際の7例では、2ヶ月間の間に日本でもM7クラス以上が起きていたケースが7例中3例と少なくなかった。

1992年12月の事例では3週間後に釧路沖でM7.5・震度6の釧路沖地震、1998年04月の際には1週間後に石垣島南方沖でM7.7・震度3の石垣島南方沖地震とM8クラスへが発生していた他、1992年08月の時も8日後に鳥島近海でM6.6・震度3へと繋がっていたのである。

では、M7クラス以上の強い地震事例が見つかった北海道・千島海溝沿いと沖縄、それに伊豆・小笠原についてM5.5以上のM6クラスまで対象を広げてみるとどのような傾向性がみられるのだろうか。

北海道・千島海溝沿いでインドネシアから2ヶ月以内にM6クラス以上が起きていたのは7例中5例。沖縄では7例中4例、伊豆・小笠原では7例中3例という結果であった。

次に、前述した3つのM7クラス以上が全てインドネシアから1ヶ月以内の発震であったことから、M6クラスの1ヶ月以内発生について見てみると北海道・千島では1ヶ月以内のM6クラス以上が7例中4例、沖縄では7例中3例、伊豆・小笠原でも7例中3例であった。

従ってM7クラス以上が3例、うち2事例がM8クラスであったとは言え、全体的にこれらの地域がインドネシアと強く関連しているとまでは言えないが、気になる点もある。

3つの地域の中でやや関連が強かった北海道・千島海溝沿いに東北地方太平洋側を加えた千島海溝・日本海溝沿いに範囲を広げると、インドネシアで今回の震源付近が揺れてから1ヶ月以内にM6クラス以上が発生していたケースが7例中5例となる上、M6クラス以上地震の合計数は14、つまりM6クラス以上が起きていた5例では1ヶ月以内に平均3回近くのM6クラス以上が東北から千島海溝にかけてのエリアで発生していたのである。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。