2020年02月09日パプアニューギニアM6.2の地震

パプアニューギニアでM6.2の地震、少なくない日本国内M7クラスへの繋がり


 
2020年02月09日15:04にパプアニューギニアでM6.2の地震が発生した。今回の震源付近では2019年にM8クラスも起きていた。過去の事例では日本においてM7クラスへと繋がっていたケースも少なくなかった。

 

世界M6.0以上地震が前年より速いペース

2020年02月09日15:04 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)

世界でM6.0以上の地震が観測されたのは前日の南大西洋M6.1以来で2020年としては今回が19回目。2019年に19回目のM6.0以上地震が記録されたのは2019年03月01日のペルーM7.0であったことから、今のところ2020年のM6.0以上発生ペースは前年より速いと言える。

地震活動が活発なパプアニューギニアでは今回の震源付近でも昨年以降、しばしばM6.0を超える規模の地震が起きてきた。ごく近くでは2020年01月07日にも深さ117kmと深かったがM6.0が発生しており、2019年05月には深さ約10kmでM7.6のM8クラス大地震も観測されている。

今回の地震にあたっては02月06日のインドネシアM6.2からの流れであった可能性が注目される。02月06日のインドネシアM6.2の際に、前年起きていた類似の地震において、その後世界で「わずか6日間でM6.0以上が7回も相次ぎ」と指摘していたためである。

02月08日に南大西洋、そして02月09日に今回のパプアニューギニアと今年もインドネシア以降、M6.0を超える規模の地震が立て続けに発生していることから、今後の世界M6.0以上の発震状況を注視していくべきであろう。
 

少なくなかったその後の「日本国内M7クラス」

では、今回のパプアニューギニアにおける地震では、似た条件で起きてきた過去の事例にどのような傾向性がみられてきたのだろうか。

規模、震源が類似の9事例について2ヶ月以内のM6.5以上発震状況を追跡すると、同じパプアニューギニアでM7クラス以上が起きた事例が9例中3例であった。

一方、アリューシャン列島では9例中4例とパプアニューギニアより多いことから、太平洋プレート沿いに注意と言えそうだ。太平洋プレート沿いでは他にもアラスカで2例、千島列島で3例、日本ではなんと9例中5回のケースでM6.5以上の地震がパプアニューギニアから2ヶ月以内に発生していた。

1983年11月の事例では5週間後に三重県南東沖でM7.0・震度4であったが、それ以外の4例は2015年05月の事例で12日後に宮城県沖M6.8・震度4、1971年には7日後に十勝沖でM7.0・震度5、1958年には4日後に三陸沖でM6.5・震度3、1951年10月のケースでも7日後に青森県東方沖M6.6・震度4と多くの事例で直近とも言える時期に発震していた。

これら以外でも千島列島における事例の中には1958年10月にパプアニューギニアで地震が起きてから1ヶ月後に起きたM8.1・震度5の択捉島沖地震がある。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。