2020年02月13日択捉島南東沖M7.0大地震に出ていたシグナルと今後の地震予測

択捉島南東沖M7.0大地震に出ていた複数のM7Cシグナルとやはり揺れそうな千島海溝沿い


 
2020年02月13日19:34に択捉島南東沖で発生した、日本国内としては3年3ヶ月ぶりとなるM7.0以上大地震であったが大規模な地震が起きるシグナルは出ていたのだろうか。また深さ100km以上であった今回の地震は、今後どのような揺れに繋がっていくのだろうか。

 

国内M7クラスや千島M6クラス以上に出ていた複数のシグナル

2020年02月13日19:34 M7.0・震度4 択捉島南東沖(深さ約160km)

2016年11月の福島県沖M7.4・震度5弱以来となる日本国内M7.0以上大地震に対しては、直近でM7クラス以上へのシグナルが点灯した状態であった。

02月09日にパプアニューギニアで発生したM6.2の地震において、「少なくなかったその後の日本国内M7クラス」という見出しでこのように述べていたのだ。

「日本ではなんと9例中5回のケースでM6.5以上の地震がパプアニューギニアから2ヶ月以内に発生していた。」

また、今回と同じ択捉島南東沖で1958年11月07日に起きた択捉島沖地震(M8.1・震度5)の1ヶ月前にも、パプアニューギニアの近い場所で地震が観測されていたことをこのように伝えていた。

「1958年10月にパプアニューギニアで地震が起きてから1ヶ月後に起きたM8.1・震度5の択捉島沖地震がある。

それだけではない。2019年12月18日の沖縄本島近海M5.1・震度4においても、過去の類似事例から「2ヶ月以内にM7クラス以上へと繋がっていた事例は12例中9例に及んでいた」と指摘していたのである。

他にも02月06日のインドネシアM6.2で「2ヶ月間の間に日本でもM7クラス以上が起きていたケースが7例中3例と少なくなかった」と述べていた他、01月28日の根室半島南東沖M5.5・震度4でもその後の「M6クラス以上であったケースも北海道で6事例全て」、また02月05日の鳥島近海付近M4.6においてもその後の傾向性として「青森県東方沖から千島列島にかけての北海道東部方面におけるM6クラス以上へと繋がっていた例が目立っていた」「青森県東方沖から千島列島にかけては8例中6例でM6クラス以上がみられていた」と記していた。
 

択捉島南東沖深さ100km超大地震からの繋がりは

では、択捉島南東沖における今回の震源付近で強い地震が起きた際には、その後の発震にどのような傾向性がみられてきたのだろうか。

今回の地震はM7.0と非常に規模が大きかっただけでなく、深さが160kmと択捉島南東沖でこれまでに発生してきた大地震よりも深かったことから、過去事例の範囲を多少広げてM6.0以上・深さ100km以上で6例について追跡したところ、千島海溝付近でM6クラスへと繋がっていた事例が6例中6例と全てであった。

特に1929年05月の事例では択捉島南東沖から3日後に十勝沖でM5.6・震度2、1994年10月のケースでも3日後に北海道東方沖でM6.0・震度3と1週間以内の発震が2例みられた。

また1ヶ月以内では1941年11月に択捉島南東沖から2週間後の択捉島南東沖M5.7・震度1、1991年10月に半月後の釧路地方中南部M5.7・震度2、1996年02月に3週間後の北海道東方沖M6.2・震度1、1936年11月に12日後の択捉島南東沖M5.9・震度4と4例が該当することから、6例中6例全てで1ヶ月以内に千島海溝沿いでM6クラス以上が発生していたことになる。

海外への影響はどうだったかと言えば、国内における千島海溝のように顕著な関連性を見せた場所はなく、アリューシャン列島への繋がりが1例、アラスカへの繋がりが2例、といった程度であった。
 

追記:【NewsFlash】2020年02月13日択捉島南東沖M7.0大地震の規模がM7.2に

※画像はU.S. Geological Surveyより。