2020年02月23日択捉島付近M4.8の地震

2020年02月23日択捉島付近でM4.8・震度2、択捉島南東沖M7.2大地震の震源近く、同程度の深さ


 
2020年02月23日21:57に択捉島付近でM4.8・震度2の地震が発生した。今回の地震は02月13日に択捉島南東沖で観測されたM7.2・震度4の大地震の近くで起き、深さもほぼ同じであった。

 

2020年02月23日21:57 M4.8・震度2 択捉島付近(深さ約160km)

択捉島付近における地震について

択捉島付近で地震が観測されたのは2019年11月21日のM4.6・震度1以来95日ぶり。その前は2019年10月15日のM5.4・震度2であった。

択捉島付近では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

択捉島付近を含む千島海溝では02月13日に択捉島南東沖でM7.2・震度4の大地震が起きたばかり。震源は今回からすぐ南側にあたる場所で、深さも今回の約160kmに対し択捉島南東沖M7.2は155kmとほぼ同じであったことから余震としての意味合いを持つ地震だった可能性は否定出来ない。

1919年以降、択捉島付近で発生してきた有感地震は60回でそのうちM5.0以上であったのが33回。またM6.0以上は8回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1978年12月06日のM7.2・震度4で深さは100kmであった。
 

今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約100km以内、深さ150kmから200kmの範囲で発生したM4.5からM5.5の地震8事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、M5.5以上の地震が最も多く起きていたのは福島県沖で8事例中4回のM6クラス以上が起きていた。

福島県沖以外で8回の事例中に複数回のM6クラス以上を観測していたのは茨城県沖、小笠原諸島西方沖、宮古島北西沖などであった。

今回の地震における過去の発生事例を方面別に見ると、上記の条件で抽出した8回の事例のうち1週間以内に複数回のM6クラス以上が起きていた方面は東北地方であった。

2ヶ月以内では沖縄地方の8回中6回と東北地方の6回が最も多く、伊豆・小笠原の4回が続いていた。

今回の震源付近が同規模で揺れてから2ヶ月以内に日本国内及び周辺におけるM7.0以上大地震へと繋がっていたのは8回の事例のうち1回で、以下の地震であった。
2011年11月08日 M7.0 沖縄本島北西沖(択捉島付近から翌日)
 

※画像は気象庁より。