2020年03月07日択捉島南東沖M4.7・震度1の地震

択捉島南東沖でM4.7・震度1、02月13日M7.2大地震の西側、同じ100km以上の深さで


 
2020年03月07日14:02に択捉島南東沖でM4.7・震度1の地震が発生した。択捉島南東沖で有感地震が記録されたのは23日ぶり。択捉島南東沖では02月13日にM7.2・震度4の大地震が起きたばかり。

 

2020年03月07日14:02 M4.7・震度1 択捉島南東沖(深さ約130km)

択捉島南東沖と今回の震源付近における地震

択捉島南東沖で有感地震が観測されたのは2020年02月13日のM7.2・震度4以来23日ぶり。その前は2019年09月18日のM5.3・震度1であった。

今回の震源は02月13日のM7.2の震源から西側に当たり、深さはM7.2が155kmであったのに対し今回が約130kmと比較的近い条件であったため、余震としての性格を持つ地震だった可能性がある。

今回の地震を含め過去30日間で択捉島南東沖において記録されたM3.0以上の有感地震発生数が2回であるのに対し2013年から2019年までの期間、択捉島南東沖の1ヶ月あたり平均発生数は0.29回であることから、現状は通常に比べ地震の回数が非常に多いと言える状態である。

今回の地震は2020年としては2回目。択捉島南東沖では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は3回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

1919年以降、択捉島南東沖で発生してきた有感地震は248回でそのうちM5.0以上であったのが204回。またM6.0以上は64回でM7.0以上の大地震は9回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1958年11月07日のM8.1・震度5(1958年択捉島沖地震)で深さは13kmであった。

択捉島南東沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1958年11月07日 M8.1 震度5 択捉島南東沖(1958年択捉島沖地震)
1963年10月13日 M8.1 震度4 択捉島南東沖(1963年択捉島沖地震)
1937年02月21日 M7.6 震度2 択捉島南東沖
1920年10月18日 M7.5 震度3 択捉島南東沖
1978年03月25日 M7.3 震度3 択捉島南東沖

また今回の震源から約30km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2018年03月05日にM5.4・震度2の地震が約8kmの距離(深さ109km)で起きていた他、1938年10月18日にM5.3・震度1の地震が約9kmの距離(深さ14km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約30km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1941年11月14日に約12kmの距離で発生したM6.3・震度3(深さ143km)であった。
 

択捉島南東沖と今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約30km以内、深さ100kmから200kmの範囲で発生したM4.2からM5.2の地震8事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、択捉島南東沖の周辺でM5.5以上の地震が起きていたのは釧路沖、北海道東方沖で8事例中2回のM6クラス以上が起きており、千島海溝沿い全体としては8事例中3例でM6クラス以上へと繋がっていた。

2ヶ月以内に日本国内及び周辺におけるM7.0以上大地震へと連なっていた事例はなかったが、1961年11月のケースでは10日後に釧路沖でM6.9・震度4が、また2015年01月のケースでは4日後に根室地方北部でM5.5・震度4が起きていた。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。