2020年03月09日硫黄島近海M4.7の地震

硫黄島近海付近でM4.7の地震、小笠原諸島西方沖への繋がりも


 

USGSによると2020年03月09日23:13に硫黄島近海付近でM4.7・震度0の地震が発生した。付近では、約44kmの距離で2014年06月29日にM6.2の地震が起きていた。

 

2020年03月09日23:13 M4.7・震度0 硫黄島近海付近(深さ約10km)

気象庁は03月10日00:00までにこの地震による震度1以上の揺れを発表していない。

硫黄島近海と今回の震源付近における地震

震度1以上を記録した硫黄島近海における直近の地震は2020年01月05日のM5.8・震度1で、その前は2019年09月16日のM5.4・震度1であった。

2013年から2019年までの期間、硫黄島近海の1ヶ月あたり平均発生数は0.33回であった。

今回の地震は2020年における有感地震としては2回目。硫黄島近海では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が1回となっている。

1919年以降、硫黄島近海で発生してきた有感地震は76回でそのうちM5.0以上であったのが66回。またM6.0以上は24回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年03月28日のM7.9・震度3で深さは128kmであった。

硫黄島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年03月28日 M7.9 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.5 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.2 震度1 硫黄島近海
1934年02月24日 M7.1 震度1 硫黄島近海
1982年02月28日 M6.7 震度1 硫黄島近海

またUSGSのデータによると今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1987年12月17日にM5.1の地震が約3kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1991年11月12日にM5.8の地震が約22kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順に並べると最大だったのは2014年06月29日に約44kmの距離で発生したM6.2(深さ48km)であった。
 

硫黄島近海と今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約50km以内、深さ0kmから30kmの範囲で発生したM4.2からM5.2の地震6事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、M5.5以上の地震が最も多く起きていたのは小笠原諸島西方沖で6事例中3回のM6クラス以上を記録していた。

方面別には沖縄地方の6回中6回が最も多く伊豆・小笠原の5回、東北地方の5回が続いていた。

2ヶ月以内に日本国内及び周辺におけるM7.0以上大地震へと繋がっていた事例はなかった。

同方面では、今回の地震と同じ伊豆・小笠原で今回の震源付近が揺れた際に1週間以内にM6.0以上が発生していた震源地は以下の通り。

1992年01月20日 M6.6 小笠原諸島西方沖(硫黄島近海から4日後)
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。