2020年03月25日鳥島近海M4.8の地震

鳥島近海付近でM4.8の地震、少なくなかった1ヶ月以内の関東地方M6クラス


 
USGSによると2020年03月25日04:04に鳥島近海付近でM4.8の地震が発生した。今回の震源付近が揺れた際には、その後1ヶ月以内に関東地方でM6クラスの地震が起きていた例が少なくなかった。

 

2020年03月25日04:04 M4.8・震度- 鳥島近海付近(深さ約35km)

鳥島近海と今回の震源付近における地震

気象庁は2020年03月25日07:30までにこの地震による震度1以上の揺れを発表していない。

震度1以上を記録した鳥島近海における直近の地震は2019年10月09日のM4.8・震度1で、その前は2019年06月04日のM6.2・震度4であった。

鳥島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年01月05日の硫黄島近海 M5.8・震度1が挙げられる。

1919年以降、鳥島近海で発生してきた有感地震は166回でそのうちM5.0以上であったのが148回。またM6.0以上は50回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1984年03月06日のM7.6・震度4で深さは452kmであった。

鳥島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1984年03月06日 M7.6 震度4 鳥島近海
1974年11月30日 M7.3 震度4 鳥島近海
1956年02月18日 M6.9 震度3 鳥島近海
1928年03月29日 M6.8 震度4 鳥島近海
2006年10月24日 M6.8 震度2 鳥島近海

またUSGSのデータによると今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1965年11月13日にM6.4の地震が約12kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1958年12月12日にM5.6の地震が約23kmの距離(深さ15km)で起きていた。
 

鳥島近海と今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約50km以内、深さ20kmから50kmの範囲で発生したM4.3からM5.3の地震15事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、伊豆・小笠原でM5.5以上のM6クラスが発生していたのが15例中7例で、関東地方でも15例中6例でM6クラスが起きていた。

関東地方ではそのうち1ヶ月以内であったのが5例と、比較的短期間のうちに発震する傾向性があるようだ。1ヶ月以内にM6クラスへと繋がっていた関東地方の震源は茨城県沖が3回、千葉県東方沖と関東東方沖が1回ずつであった。

15例中5例と少なくないケースで1ヶ月以内の関東地方M6クラスが観測されていた点に注意が必要だろう。

伊豆・小笠原では鳥島近海や父島近海、それに硫黄島近海でそれぞれ2ヶ月以内に複数回のM6クラス以上が発生していた。

今回の震源付近が同規模で揺れてから2ヶ月以内に日本国内及び周辺におけるM7.0以上大地震へと繋がっていたのは15回の事例のうち2回で、以下の地震であった(規模順)。
2009年01月16日 M7.4 千島列島東方(鳥島近海から11日後)
2005年11月15日 M7.2 三陸沖(鳥島近海から40日後)
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。