2020年03月25日千島列島M7.5

千島列島でM7.5の大地震、過去事例におけるその後の傾向性は


 
日本時間2020年03月25日11:49に千島列島でM7.5の地震が発生した。千島列島周辺では02月13日に択捉島南東沖でM7.2・震度4の地震が起きていた。

 

2020年03月25日11:49 M7.5 千島列島(深さ約56.6km)

千島列島における地震について

今回の地震は2020年に世界で発生したM7.5以上の地震としては2020年01月28日にジャマイカで発生したM7.7以来56日ぶりで、2020年としては2回目となる。

千島列島でM5.5以上の地震が観測されたのは2020年02月13日のM7.0以来41日ぶり。その前は2019年12月05日のM5.5であった。

千島海溝沿いでは02月13日に択捉島南東沖でM7.2・震度4の地震が起きていた。

1901年以降、千島列島で発生してきたM6.0以上の地震は437回でそのうちM7.0以上であったのが40回。20世紀以降、過去最大だったのは1963年10月13日のM8.5で深さは約35kmであった。

千島列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1963年10月13日 M8.5 千島列島(深さ約35km)
1958年11月06日 M8.3 千島列島(深さ約35km)
1994年10月04日 M8.3 千島列島(深さ約14km)
2006年11月15日 M8.3 千島列島(深さ約10km)
1969年08月11日 M8.2 千島列島(深さ約30km)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生した地震を距離の近い順に並べると1941年09月24日にM6.5の地震が約39kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1916年10月31日にM7.3の地震が約39kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震のを規模順にすると最大だったのは1993年06月08日に約112kmの距離で発生したM7.5(深さ71km)であった。
 

今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約300km以内、深さ30kmから70kmの範囲で発生したM6.5からM8.5の地震13事例についての傾向性は以下の通りであった。

今回の震源付近における地震から2ヶ月以内に日本で起きていたのは13事例中2回で、1955年11月の事例では今回の震源付近から2週間後に鳥島近海でM6.9・震度3、1961年01月の事例では6日後に茨城県沖でM6.8・震度4がそれぞれ発生していた。

またそれ以外では1983年04月のケースで1ヶ月後に十勝沖でM6.4・震度3が起きていた。

千島列島で今回の震源付近が揺れた13事例中、アリューシャン列島では2例で1週間以内のM7クラス以上が観測されており、日本でも前述の通り6日後に茨城県沖でM6.8が発生していた事例があることから、千島列島を中心とした太平洋プレート境界沿いにおける強い地震の連鎖には注意しておく必要がある。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。