2020年03月26日硫黄島近海M5.8・震度1の地震

硫黄島近海でM5.8・震度1、福島県沖や茨城県沖でのM6クラス地震も


 
2020年03月26日14:53に硫黄島近海でM5.8・震度1の地震が発生した。今回の震源付近が揺れた際には、その後福島県沖をはじめとする東北地方や茨城県沖、関東東方沖、千葉県東方沖と関東地方の太平洋側で強い地震が観測されるケースが目立っていた。

 

2020年03月26日14:53 M5.8・震度1 硫黄島近海(深さ約180km)

硫黄島近海と今回の震源付近における地震

硫黄島近海で有感地震が観測されたのは2020年01月05日のM5.8・震度1以来81日ぶり。その前は2019年09月16日のM5.4・震度1であった。

今回の地震は2020年としては2回目。硫黄島近海では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

1919年以降、硫黄島近海で発生してきた有感地震は76回でそのうちM5.0以上であったのが66回。またM6.0以上は24回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年03月28日のM7.9・震度3で深さは128kmであった。

硫黄島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年03月28日 M7.9 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.5 震度3 硫黄島近海
1955年05月30日 M7.2 震度1 硫黄島近海
1934年02月24日 M7.1 震度1 硫黄島近海
1982年02月28日 M6.7 震度1 硫黄島近海

また今回の震源から約100km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2007年09月28日に約82kmの距離で発生したマリアナ諸島 M7.6・震度2(深さ268km)であった。
 

硫黄島近海と今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約100km以内、深さ100kmから300kmの範囲で発生したM5.3からM6.3の地震11事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、M5.5以上の地震が最も多く起きていたのは福島県沖で11事例中6回のM6クラス以上を記録していた。

硫黄島近海と同じ伊豆・小笠原では小笠原諸島西方沖が11事例中3回、硫黄島近海と鳥島近海がそれぞれ11例中2回と多いとは言えなかったが、前述した福島県沖が11例中6回であったのをはじめ、関東東方沖と茨城県沖がそれぞれ3回、千葉県東方沖でも2回と、日本海溝に沿った関東や東北南部における地震が比較的目立っていた。

M6.5以上のM7クラスに繋がっていたのも宮城県沖、青森県東方沖、福島県沖、岩手県沖と東北地方太平洋側が多く、2016年11月22日に福島県沖でM7.4・震度5弱を記録した地震の1ヶ月前にも、硫黄島近海ではM5.8・震度1の地震が深さ132kmで起きていた。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。