2020年03月27日フィリピンM6.1の地震

フィリピンでM6.1地震、直後のフィリピン海プレート沿い台湾・グアムM7クラス事例も


 
日本時間2020年03月27日00:38にフィリピンでM6.1の地震が発生した。フィリピンでM5.5以上の地震が記録されたのは28日ぶり。今回の震源付近が揺れた際には、台湾やグアムといったフィリピン海プレート境界沿いで1週間以内にM7クラスへと繋がった事例もみられる。

 

2020年03月27日00:38 M6.1 フィリピン(深さ約54.3km)

フィリピンにおける地震について

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年03月25日に千島列島で発生したM7.5以来2日ぶりで、2020年としては28回目となる。

フィリピンでM5.5以上の地震が観測されたのは2020年02月27日のM5.6以来28日ぶり。その前は2020年02月06日のM6.0であった。

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去30日間でフィリピンにおいて記録されたM4.5以上の地震発生数が25回。2013年から2019年までの期間、フィリピンの1ヶ月あたり平均発生数は27回であったことから、現状は通常に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模別にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ16km)

2020年はこれまでに94回のM4.5以上が記録されており、そのうちM6.0以上の規模であったのが1回でM7.0以上は発生していない。

フィリピンを含むアジアで最近起きたM6.0以上地震としては2020年03月18日のインドネシア M6.3が挙げられる。

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は416回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに記録されてきた地震のを規模順にすると最大だったのは1984年11月20日に約48kmの距離で発生したM7.5(深さ202km)であった。
 

今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約100km以内、深さ30kmから70kmの範囲で発生したM5.6からM6.6の地震11事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の世界における発震状況を追跡すると、M6.5以上のM7クラス地震が最も多く起きていたのはバヌアツ、アラスカでそれぞれ11回の事例中5回のM7クラス以上へと繋がっていた。

日本でM6.5以上が起きていたのは11事例中1回で、1926年06月の沖縄本島北西沖M7.0・震度4(フィリピンから40日後)であった。

沖縄本島北西沖はフィリピン海プレート境界沿いだが、フィリピン海プレート沿いとしては他にも1965年05月の事例の際、フィリピンの翌日に台湾でM6.7、2002年の事例の際にはフィリピンから6日後にグアムでM7.1といったケースもみられ、直近での強い地震へと繋がることもあるようだ。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。