2020年03月29日石垣島近海M5.0・震度2の地震

石垣島近海でM5.0・震度2、八重山地震の震源にも近い場所で


 
2020年03月29日12:39にM5.0・震度2、12:52にもM4.0・震度1と石垣島近海で相次いで地震が発生した。石垣島近海で有感地震が記録されたのは77日ぶり。今回の震源付近ではM7.4の八重山地震が1771年に起きていた。

 

2020年03月29日12:39 M5.0・震度2 石垣島近海(深さ約10km)
2020年03月29日12:52 M4.0・震度1 石垣島近海(深さ約10km)

石垣島近海と今回の震源付近における地震

石垣島近海で有感地震が観測されたのは2020年01月12日のM3.6・震度1以来77日ぶり。その前は2020年01月10日のM4.4・震度1であった。

今回の2度の地震は震源の位置がほぼ同じであったとみられる。

直近の1ヶ月間で石垣島近海における有感地震は発生していなかったが、2013年から2019年までの期間、石垣島近海の1ヶ月あたり平均発生数は0.3回であった。

今回の地震は2020年としては3回目と4回目。石垣島近海では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

石垣島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年01月29日の沖縄本島北西沖 M5.7・震度2が挙げられる。

1919年以降、石垣島近海で発生してきた有感地震は124回でそのうちM5.0以上であったのが33回。またM6.0以上は6回でM7.0以上の大地震は2回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1958年03月11日のM7.2・震度5で深さは57kmであった。

石垣島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1958年03月11日 M7.2 震度5 石垣島近海
2002年03月26日 M7.0 震度1 石垣島近海
1935年12月18日 M6.9 震度3 石垣島近海
2009年08月17日 M6.7 震度3 石垣島近海
2009年08月17日 M6.6 震度2 石垣島近海

また今回の震源から約50km以内でこれまでに記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2018年03月01日に約42kmの距離で発生した西表島付近 M5.6・震度5弱(深さ15km)であったが、南側のほど近い位置では1771年にM7.4の八重山地震が起きていた。
 

石垣島近海と今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約50km以内、深さ0kmから30kmの範囲で発生したM4.5からM5.5の地震4事例についての傾向性は以下の通りであった。

沖縄地方から台湾にかけての一帯で、2ヶ月以内に複数回のM6クラス以上が起きていたのは台湾付近であった。2015年03月の事例では8日後にM5.8・震度1が、2017年12月の事例では6週間後にM6.5・震度2の地震へと繋がっていた。

4事例中、沖縄地方で1回のM5.5以上を記録していたのが与那国島近海と沖縄本島北西沖で、前者は2015年03月の際、5週間後にM6.8・震度4が、後者は2019年12月の際、1ヶ月後にM5.7が起きていた。2020年01月29日の沖縄本島北西沖M5.7・震度2である。

また4回の事例のうち、M7.0を超える大地震が発生していたのは2回で、いずれも千島海溝沿いであった。2009年01月の時は10日後に千島列島東方でM7.4・震度2が、2019年12月の時は1.5ヶ月後の2020年02月13日に択捉島南東沖でM7.2・震度4の地震がそれぞれ起きていた。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。