2020年04月03日広島県南東部M4.1・震度3

広島県南東部M4.1・震度3の震源付近後に多く揺れていた千島海溝沿い


 

広島県南東部で発生したM4.1・震度3の地震について、今回の震源位置から約20km以内、深さ0kmから30kmの範囲で発生したM3.6からM4.6の地震11事例についての傾向性は以下の通りであった。

 

2ヶ月以内の全国における発震状況を追跡すると、M5.5以上の地震が最も多く起きていたのは北海道東方沖で11事例中6回のM6クラス以上を記録していた。

次に多かったのが択捉島南東沖で11例中4例であったことに加え、十勝沖、根室半島南東沖、千島列島でもそれぞれ11例中2例ずつでM6クラス以上へと繋がっていたことから、千島海溝沿いにおける地震との関連に注目しておく必要がありそうだ。

また、北海道東方沖と択捉島南東沖でそれぞれ11事例中2回ずつ、十勝沖と千島列島でも1回ずつ、広島県南東部から1週間以内にM6クラスの地震が発生していた。

1936年11月の事例では翌日に択捉島南東沖でM6.0・震度2が、1970年10月にはわずか2時間後に北海道東方沖でM5.6・震度3が、更に1994年10月の際には翌日択捉島南東沖でM6.6・震度3、4日後に北海道東方沖でM6.0・震度3。

十勝沖が揺れたのは1967年01月の事例で広島県南東部の4日後にM5.9・震度3、千島列島で地震が起きていたのは1973年02月のケースで4日後に震度こそ1であったがM7.0の大地震が観測されていたのである。

千島海溝沿いでは02月13日に択捉島南東沖でM7.5、03月25日にはカムチャッカ半島に近い千島列島(気象庁の震度データベースでは北西太平洋)でM7.5が起きるなど、2020年に入り大地震が既に2回発生している。

今回の震源付近後に南海トラフ関連が揺れていたのは、1936年11月の事例で7週間後に九州地方南東沖M5.8・震度3、1943年04月の際に翌日日向灘でM5.5・震度4、1970年10月の時に1ヶ月後伊勢湾でM6.0・震度2、などが挙げられるが、11事例中複数回のM6クラス以上へと繋がった場所はなかった。
 

※画像は気象庁より。