2020年04月11日台湾寄りフィリピンでM5.9の地震

台湾寄りのフィリピンでM5.9の地震、日本含むアジアM7クラス以上に繋がる傾向性


 
日本時間2020年04月11日01:44にフィリピンの北部沖合でM5.9の地震が発生した。フィリピンでM5.5以上の地震が記録されたのは15日ぶり。

 

2020年04月11日01:44 M5.9 フィリピン(深さ約148.7km)

フィリピンにおける地震について

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年04月05日にインドネシアで発生したM5.9以来5日ぶりで、2020年としては101回目となる。

フィリピンでM5.5以上の地震が観測されたのは2020年03月26日のM6.1以来15日ぶり。その前は2020年02月27日のM5.6であった。

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去30日間でフィリピンにおいて記録されたM4.5以上の地震発生数が18回。2013年から2019年までの期間、フィリピンの1ヶ月あたり平均発生数は27回であったことから、現状は通常に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模別にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ16km)

2020年はこれまでに100回のM4.5以上が記録されており、そのうちM6.0以上の規模であったのが2回でM7.0以上は発生していない。

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は416回でそのうちM7.0以上であったのが65回。

20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。

1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
 

今回の震源付近で地震が起きた際の傾向性

今回の震源位置から約50km以内、深さ100kmから200kmの範囲で発生したM5.5からM6.5の地震4事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内の世界における発震状況を追跡すると、M6.5以上のM7クラス地震が最も多く起きていたのはフィリピン、日本、インドネシアなどでそれぞれ4回の事例中2回のM7クラス以上へと繋がっていた。

日本で起きていたのは4事例中2回で、大分県北部、福島県沖であった。

1983年08月26日 M6.6・震度4 大分県北部(フィリピンから23日後)
2013年10月26日 M7.1・震度4 福島県沖(フィリピンから49日後)

今回の震源付近に関しては、フィリピンを含むアジアでは、日本やインドネシア、それにフィリピンで4例中4例と全ケースにおいて1ヶ月以内のM7クラス以上が発生しており、そのうち2例ではM7.0以上の大地震であった点が目立っている。
 

※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。