2020年04月20日宮城県沖M6.0・震度4

宮城県沖M6.1の震源付近で起きてきた地震11例でみられた傾向性


 
2020年04月20日05:39に宮城県沖で発生したM6.1・震度4の地震について、今回の震源位置から約20km以内、深さ30kmから70kmの範囲で発生したM5.6からM6.6の地震11事例についての傾向性は以下の通りであった。

 

1週間以内に東北地方でM6クラス以上の地震へと繋がっていたのは11事例中4例で、そのうち3例が同じ宮城県沖における地震であった。東北地方以外では関東地方でも11事例中2例ではあったが1週間以内にM6クラスが観測されていたケースがあり、震源はどちらも千葉県東方沖であった。

1ヶ月以内に東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは11事例中7例と最も多かった。東北地方の南側に当たる関東地方では11事例中4例、北側の北海道地方及び千島海溝沿いでは11事例中2例となっていた。

1ヶ月以内という短期間の間に再度東北地方においてM6クラス以上の地震へと繋がっていく可能性が今回の震源の場合高いと言える。

また、2ヶ月以内により規模の大きなM7クラス以上の地震が発生していたケースは、東北地方で11事例中4例、関東地方で1例、北海道地方及び千島海溝沿いで1例という結果であった。関東地方では茨城県沖、北海道では十勝地方南部でそれぞれ記録されていた。

東北地方でM7クラス以上が起きた事例で最大だったのは1933年06月13日に宮城県沖でM5.9の地震が発生した際に、その6日後に再び宮城県沖でM7.1の大地震が起きていたケースであった。

今回の地震に当たっては東北地方における強い地震へのシグナルが直近でも複数出た状態であった。

04月11日に父島近海付近でM5.2の地震が発生した際には「2ヶ月以内M5.5以上が東北地方で8例中7例のM6クラス以上と最も多く」と指摘していた他、04月15日の沖縄本島近海M5.2においても2ヶ月以内のM6クラス以上事例について「方面別には東北地方の4回中4回が最も多く」「東北地方太平洋側との繋がりに注目しておく必要」と紹介していた。

今後の傾向性については前述の通り東北地方における強い地震の続発に十分な注意が必要である一方、関東地方における強い地震の可能性も否定は出来ない。

当社の地震データ解析システム「EDAS2.1」の計測では東北地方における強い地震の危険度が高い一方で、関東地方では更に高くなっているため、引き続き東北及び関東における地震活動に注意が必要である。

追記:04月20日の宮城県沖M6.1・震度4地震の規模はM6.2に
 

※画像は気象庁より。