• 国内地震
  • 国内M4.5(M5クラス)以上地震。小規模地震はNewsFlashをご覧下さい。
2020年04月23日長野県中部M5.5の傾向性

長野県中部M5.5・震度4付近の地震が中部地方M6クラスに繋がった事例


 
2020年04月23日13:44に発生した長野県中部M5.5・震度4の地震は、その後も同じ場所で複数回の地震が続いている。今回の震源付近で同規模の地震が起きた際の傾向性は、中部地方M6クラスへと繋がっていた事例が複数であった。

 

04月23日13:44に長野県中部でM5.5・震度4が発生して以降、14:30までに計6回の有感地震が続いており、M4.8・震度3とM5.5に近い規模の揺れも観測している。

2020年04月23日13:44 M5.5・震度4 長野県中部(深さごく浅い)
2020年04月23日13:52 M4.5・震度3 長野県中部(深さごく浅い)
2020年04月23日13:54 M3.0・震度1 長野県中部(深さ約10km)
2020年04月23日13:57 M4.8・震度3 長野県中部(深さ約10km)
2020年04月23日14:16 M3.6・震度2 長野県中部(深さごく浅い)
2020年04月23日14:22 M3.0・震度1 長野県中部(深さごく浅い)

一連の地震はほぼ同じ震源で起きており、震源の位置は境峠・神谷断層帯の北端付近であったとみられる。境峠・神谷断層帯の主部では30年以内にM7.6程度の地震が最大13%の確率で発生する可能性があるとされている。

今回の震源位置から約20km以内、深さ0kmから30kmの範囲で発生したM4.5からM5.5の地震9事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内に長野県中部と同じ中部地方でM5.5以上のM6クラスが記録されていたのは9例中3例で、1969年08月の事例では長野県中部から9日後に岐阜県美濃中西部でM6.6・震度5の岐阜県中部地震へと繋がっていた。

また1998年08月のケースでは長野県中部の7日後に岐阜県飛騨地方でM5.6・震度4の地震が観測されていた。

残るひとつは1945年01月で、昭和東南海地震の翌月、上記条件で岐阜県飛騨地方におけるM4.7・震度1の地震が発生すると、遠州灘M5.5・震度3、愛知県東部M5.6・震度3、三河湾M5.7・震度2を経て1945年01月13日の三河地震(M6.8)へと連なっていった。

今回の地震ではM5.5以降、M4.5やM4.8と比較的近い規模の地震が続いているだけでなく、境峠・神谷断層帯付近で更に強い地震が起きる可能性も否定出来ないことから、今後の地震活動を警戒していく必要がある。
 

※画像は気象庁より。