2020年04月25日パプアニューギニアM6.3の地震

パプアニューギニアでM6.3、大洋州M7クラス地震に繋がる傾向性


 
日本時間2020年04月25日11:53にパプアニューギニアでM6.3の地震が発生した。パプアニューギニアでM5.5以上の地震が記録されたのは76日ぶり。今回の震源付近における同規模の地震では、同じ大洋州で更に強い地震へと繋がっていく傾向性がみられた。

 

2020年04月25日11:53 M6.3 パプアニューギニア(深さ約16.9km)

パプアニューギニアにおける地震について

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年04月20日に日本で発生した宮城県沖M6.2以来5日ぶりで、2020年としては35回目となる。

パプアニューギニアでM5.5以上の地震が観測されたのは2020年02月09日のM6.2以来76日ぶり。その前は2020年01月30日のM5.9であった。

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去30日間でパプアニューギニアにおいて記録されたM4.5以上の地震発生数が25回。2013年から2019年までの期間、パプアニューギニアの1ヶ月あたり平均発生数は41回であったことから、現状は通常に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

パプアニューギニアを含む大洋州で最近起きたM6.0以上地震としては2020年04月14日のケルマデック諸島 M6.0が挙げられる。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生した地震を距離の近い順に並べると1932年01月29日にM7.2の地震が約13kmの距離(深さ15km)で起きていた他、2014年12月07日にM6.6の地震が約18kmの距離(深さ23km)で起きていた。

今回の震源位置から約50km以内、深さ0kmから30kmの範囲で発生したM5.8からM6.8の地震11事例についての傾向性は以下の通りであった。

2ヶ月以内に日本国内でM6.5以上のM7クラスへと繋がっていたのは11事例中0例であったが、M6.4を記録していたケースが2例みつかった。十勝沖と千葉県南東沖であった。共にパプアニューギニアと同じ太平洋プレートであった点が目立っている。

世界ではパプアニューギニアと同じ大洋州において11事例中10例の2ヶ月以内M7クラス以上が際立っており、中にはパプアニューギニアから14日後にフィジーM7.1、14日後にニュージーランドM7.0、35日後に再びパプアニューギニアでM7.9と3例でM7.0以上の大地震に繋がった例も見つかっている。

こうしたことから引き続き大洋州における更に強い地震発生への注意が必要と言える。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。