2020年05月03日択捉島南東沖で3回の地震

択捉島南東沖付近の地震が3回に、1ヶ月以内の千島海溝沿いM6クラスも


 

USGSによると2020年05月03日に択捉島南東沖付近で発生した地震は17:00までに計3回となり、M5クラスとなるM4.5の地震が含まれていることがわかった。今回の震源付近後の傾向性は、千島海溝沿いM6クラスへと繋がるケースが少なくなかった。

 

2020年05月03日13:20 M4.4・震度0 択捉島南東沖付近(深さ約42km)
2020年05月03日14:17 M4.5・震度0 択捉島南東沖付近(深さ約26km)
2020年05月03日14:27 M4.4・震度0 択捉島南東沖付近(深さ約35km)

気象庁はこれらの地震について05月03日17:00までに震度1以上の揺れを発表していない。

M4.5の地震について、震源位置から40km以内、深さ0kmから50kmの範囲で発生したM4.0~M5.0の地震12事例の傾向性は以下の通りであった。

択捉島南東沖と同じ千島海溝沿いでは2ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが12事例中8例であった。

震源は北海道東方沖が12事例中3例、釧路沖と十勝沖がそれぞれ2例ずつ、根室半島南東沖と択捉島南東沖、浦河沖が各1例であった。

また、千島海溝の方面分類に含めていないロシアの千島列島を加えると12事例中10例で2ヶ月以内のM6クラス以上が起きており、非常に高い傾向性を見せている。

これらのうちM7を超える大地震が発生していたのは2例で、1973年05月の事例で34日後に根室半島南東沖でM7.4・震度5の1973年根室半島沖地震、2008年07月の事例で43日後に十勝沖でM7.1・震度5弱であった。

上記条件から1ヶ月以内ではどうだったかというと、千島海溝沿いでは12事例中3例であったが、同じようにロシアの千島列島まで加えると12事例中5例まで増加した。半分近くの事例で1ヶ月以内のM6クラスは当面の注意が必要と言える傾向性である。
 

※画像はU.S. Geological Surveyより。